古都の夜空を彩る伝統行事「若草山焼き」は
正月の 第4土曜日と決めらましたが~
三笠山(若草山) 奈良公園界隈を闊歩していた
小生の{青春の頃}~奈良商業時代(高校)には
例年1月15日の{成人の日}と決まっていました!
金峯山寺の山伏による 法螺衆が先導し~
{雅楽道楽}{僧兵}{奈良奉行所役人}{法螺衆}
{興福寺}{東大寺}{春日大社}役人 等々は
奈良県の職員さんが演じる行列等があり~
松明行列が篝火に点火~春日大社が山焼きの
無事を祈願する祭礼~東大寺興福寺の読経中に
篝火から大松明へ点火---大松明から山麓の
大篝火へ点火され~明治33年から続く~
伝統行事が粛々と行われました
朝から~ 奈良公園《飛火野》で
《大とんど》~お昼過ぎから
山麓の特設ステージでは
若草楽炎 LIVE
2011コンサート~
{鹿せんべい飛ばし大会}
県庁前では 福井県との交流イベント
《奈良にぎわい味わい回廊》--越前蟹や
トマトの販売~海鮮イタリアン鍋
大和の郷土料理{飛鳥鍋}~等々賑やかな
催しに全国各地から観光に来ら方々も
楽しんでおられました
伝統行事 {若草山焼き}~無事を祈る 祭典が
実施された後~火種に一斉に点火される前に
寒中の古都の空に---打ち上げ花火は約600発!
直径320Mの{尺玉}は《平城遷都1300年祭》で
賑った昨年の倍に増やされたそうですね!
大きく広がる尺玉~中には 春日奥山の
《兎・鹿》等の 鮮やかな花火が打ち上げられ
午後6時15分{まほろば}大和の新春の夜空を焦がす
素晴らしい《.幻想的な炎の祭典》に全国各地から
18万人の方々が 駆け付けられたと 報道
されていますね!
古都.奈良の冬の風物詩--明治33年からの伝統行事
《若草山 山焼き》の 起 源 は?
東大寺と興福寺の領地争い?
{史跡:鶯塚古墳}~若草山頂~
前方後円墳の霊魂を鎮める杣人の祭礼
若草山の幽霊を慰霊?
江戸時代に火を放ったのが始まり~
若草山を年内~翌年の1月頃までに焼かなければ
翌年に何か不祥事件が起こると考えられていた?
等々種々な説がある様ですが--原始的な野焼きの
遺風~つまり 若草山の 芽生えを良くする為とも
数々 雑多に~語り伝えられていますね!
いずれにしても古都の夜空を彩る{若草山焼き}は
明治33年から伝統行事として定着しています
皆さん方も萬葉のロマンを感じ乍らこの様な
《若草山》山焼きの起源を一考されては
如何でしょうか!
冬隠 春乃大野乎 焼人者
焼不足香文 吾情熾
冬こもり 春の大野を 焼く人は
焼き足らねかも 我が心焼く
{万葉集 巻七}
春日野は 今日はな焼きそ 若草の
つまもこもれり 我もこもれり
題しらず 読人知らず
{古今和歌集 巻一}