2017/12/18

(天に綺羅~ [大和一国の祭り]~御神霊を移す{オォ~}{オォ~}~882回{春日若宮おん祭}~『お出ましも お還りも夜や おん祭』(右城 暮石)

新しき 年の光にむかふかな しはすの月の あり明の空
               『雪玉集』 (春漸近) 三条西実隆


 {棋聡天才}の藤井聡太四段が成し遂げた{連聡棋録}に 胸が躍り.
桐生祥秀選手1009秒台「桐走十内」(きそうてんない)素晴らしい疾走!
こんな (創作四字熟語)に 沸き返った一年でしたね! 
師走を彩る(春日若宮 おん祭)長雨洪水も治まり晴天が続き五穀豊穣.
万民安楽を祈り{大和一国]挙げ連綿と八百七十有余年に渡り途切れる
こと無く執り行われる荘厳.神秘~(若宮おん祭)迎えました!

 日中は寒さが和らぎ 比較的穏やかな大和路{極月}
{大和一国の祭り}大和路の師走を彩る~春日大社.882回目を迎える
春日若宮おん祭が催されました~17日は午前零時より若宮様が
参道脇のお旅所に御還りになる{還幸の儀}から始まり{お渡り式}

 天下太平.五穀豊穣を祈る.平安朝より途切れること無く今年.平成29年で
882回目の{春日若宮おん祭}春日大社.社殿や調度品を弐拾年に壱度
一新する式年造替を記念~出発前の行列を検分する儀式 {試しの儀}
春日社神前で奉納する所作や芸能の一部が披露されていました!
 {春日若宮}御神霊を移す~「オォ~」「オォ~」{警 蹕}
途切れる事無く~ 882回 (春日若宮 おん祭)  
 長承4年(1135)春日 若宮社御遷座を承け保延2(1136)年関白.藤原忠通が
天下泰平五穀豊穣を祈願!~平安朝から途切れる事無く連綿と続く師走の
古都を彩る[春日若宮 おん祭](国重要無形民俗文化財)
師走15日は{大宿所祭} 祭りの 無事を祈り餅飯殿町{春日大社 大宿所}
御湯立て)の神事が営まれました
 湯立巫女の加奥満紀子さんが釜で沸かした湯に米や酒を注ぎ
「サーヨーサー」という掛け声!
 また(のっぺ汁)振る舞い等が催され各地から集う 千人程の参拝者で
賑わっていましたね!
 1216.春日大社の若宮社で武士集団(大和士)
 流鏑馬児と共に神事参勤の無事を祈り若宮社前御幣を奉り拝礼(宵宮詣)
春日大社大宿所に遷った若宮様に芸能を披露するお渡り式17
貴族や武士.巫女らに扮した約1千人と馬約50頭~当時の風俗絵巻鎖
古式床しい衣装に身を包んだ1000人の行列です!
「ヒーヨイヤナー」「エ~ヤッコラサノサー」JR奈良駅前~三条通
春日大社{一の鳥居}~優雅に練り歩きましたね! 
 春日社参道では{稚児}による{流鏑馬}が催され{}の板が掛け声と共に
射抜かれる毎に拍手喝采!また{松の下式}では {猿楽}が 奉納される等
田楽や舞楽の奉納が催行されていましたね!

 二十四時間以内執り行われる「遷幸の儀」 「還幸の儀」
 18日は{若宮神}を 本殿より御遷しする (遷幸の儀)
古来より 神秘とされ (浄闇の中)で執り催されています!
2日間に亘って執り行っては成らないとされ遷幸の儀と還幸の儀.遷幸の儀
1217午前0時 暗闇の中 御旅所へお遷しする還幸の儀!
17日午後11時頃から開始18日午前零時までに若宮神社へ御還りになります

お出ましも お還りも夜や おん祭   右城 暮石

 春日参道{灯火を滅して謹慎.{大松明}が道を清め 沈香の香りが漂う中を
警蹕の声と共に お還りになります
春日若宮神社では御還りを待ち受けている神官が待太鼓が打ち鳴らし
太鼓の音と微妙に溶け合った {道楽}~若宮神は無事に 元の本殿へと
御鎮まりになり神楽殿で 社伝の神楽が奏せられ荘厳. 神秘. 連綿と
続く(大和一国の祭り) 『春日若宮おん祭』の幕が降ろされます

 師走の古都を彩る大和一国の祭り [春日若宮 おん祭]
平安朝から途切れる事無く連綿と続く古都奈良の 伝統行事
『春日若宮おん祭』は例年以下の通りに催行されています

12月15日()13時 大宿所詣{JR奈良駅出発)
{御湯立神事}   17時 大宿所祭{奈良.餅飯殿町}
12月16日(金) 16  宵宮祭
12月17日()   0時 {遷幸の儀} 1時 暁祭
お渡り式   1250分 南大門交名の儀 
御旅所祭    23時頃  還幸の儀
12月18日()  13  奉納相撲 後宴能{御旅所}
 天に綺羅 地に火の道や おん祭  行方克巳毎日歌壇}

登大路.奈良国立博物館『おん祭と春日信仰の美術』展

平安朝から途切れることなく続けられている[おん祭]開催に合わせ
御隣の{奈良国立博物館}では129日から114日迄
おん祭と春日信仰の美術}展)が行われ[春日若宮おん祭]の歴史と祭礼
絵画や文献!芸能資料等を通じて紹介されています
今年は風流行列を描いた絵巻物を展示.春日社の神官を務めた旧社家に
伝来した史料.若宮の歴史.春日社の造替について概観できます
春日信仰の広がりと多様性.伝統芸能を鑑賞される方々.特に興味の惹く
特別展{おん祭と春日信仰の美術}ですね!
 師走の一日 暫し慌ただしさを忘れて880年余の歴史.伝統的な
古典芸能.蘇える時代絵巻が繰り広げられていく緩やかなひと時を
過ごしてみては如何でしょうか』
秋刀魚 焼いても 家焼くな!~戸締り用心 火の用心!

『一筆啓上.火の用心.おせん泣かすな.馬肥やせ』



{向こう三軒両隣り裏隣り.声かけ運動~安全.安心して暮らせる私達の街
皆様との《絆》[ふれあい][助け合い][分かち合い]
PATROL{夜回り}を例年通り師走に実施致致します!

{日・時}  平成29年12月23日(祝)24() 午後 5時~
{北新町3ルートに分かれてパトロール{夜回り} 実施!
『掛け声』~『火の用心! マッチ一本火事のもと!』
[戸締り用心.火の用心!] [焼き芋 焼いても.家焼くな!]
[秋刀魚 焼いても 家焼くな!] [安全第一、火の用心!]
一筆啓上.火の用心. おせん 泣かすな.馬肥やせ」  

(本多重次)無骨者.戦国武将らしく 妻を敬い乍ら留守中は [火事]には
気を付け[仙千代・息子]の面倒を見て下さい!大事な物や 貴重品[]
大切に!~『日本一短い手紙』とも言えますね!

この一年 [自主防災]にて皆さん方と各種訓練を実施致しました!
歳末は {防犯.夜回りパトロール}寒い日も考えられます!
防寒対策.事故等にも御配慮の上ご参加下さい
(チャレンジ犯罪者の入りにくい安心.安全の町を築きましょう!
お出ましも お還りも夜や おん祭 (右城 暮石)
新しき 年の光にむかふかな
                   しはすの月の あり明の空
                    『雪玉集』 (春漸近) 三条西実隆

十二月しはすには沫雪降ると知らねかも  
                 梅の花咲く含ふふめらずして
              『万葉集』巻八 紀少鹿女郎の梅の歌一首
LINK  Lucky PAL (PAL is My Family)
http://okamotogen.blogspot.com/
http://okamotogen.blog.fc2.com/ 
http://blog.goo.ne.jp/gogogen2000


2017/12/01

{現世利益}~大聖歓喜自在天~{釈尊}が菩提樹のもとで瞑想され悟りを開かれた日}生駒聖天 厄除大根焚き~{師走壱日}


冬銀河到来!~天の赤道には
Orion』{ベテルギウス}
リゲル}~(三つ星)華麗な冬の星座を仰ぐのも楽しみです

{冬銀河到来!~生駒聖天さん{大根炊き
[生駒聖天さんの好物である大根が炊かれ厄除けも兼ね参拝者に振り舞われる
今朝は{生駒聖天大根焚き}蕭々として{師走壱日}を迎えました!



現世利益}生駒聖天さん{大根炊き}{師走壱日}
釈尊}が 菩提樹のもとで瞑想され--悟りを開かれた日!
京都.上京区 千本釈迦堂の諸病除けの大根炊き12月7日{}~8日{}
予定されておりますが 大鍋で炊かれた大根を食べると《諸病除け》
なると言われていますね!
[鎌倉時代.千本釈迦堂の僧~{慈禅}が法要の際大根の切り口に{梵字}
息災祈願}行なったのが起源.現在まで庶民的な風習が脈々と続いています
大空の中に龍に乗れる者あり かたち唐人に似たり
青き油笠を着て葛城の嶺より馳せて胆駒山に隠る}
{現世利益}宝山寺--商売繁盛等にも御利益が有ると言われ
全国各地から今年も信仰心の厚い多数の参詣者が集い談笑を交え乍
{心身の毒を取り除く}言われる{大釜}
[薄味に炊かれた{大根}には絶妙な風味の{宝山寺 味噌タレをかけた
1500本・8千食分の ふろふき大根が参拝者に振舞われていました
湯気溢れる{聖天さん}お下がりの{大根炊き}を戴きこの一年の身体の
毒と厄を払って新年を迎え様と楽しんで居られました
中大兄皇子の母 皇極天皇が 斉明天皇として再び即位された年
(六五五)の記録にもあり悠久の時代から 生駒山は 神霊の宿る山---
今も山中には お瀧場として霊場が点在し 弘法大師以後
般若窟は生駒山中の霊場の中心寛平年間に生駒仙という者がいて
{菩提}を求め 行をしたとされています!
棒鱈の ねぢれ師走の 錦市}(森ひろ) (馬醉木)
ヘリオスの子の弾け飛ぶ師走かな}(山田富朗)(遠嶺)
{元朝}年頭に 一の鳥居を飾る {注連縄}
霜月神楽」~「現世利益」を願い 全国各地から多くの参拝者を迎える
{大鳥居の注連縄}{師走 十六日}奉納 される日まで 生駒聖天
宝山寺の境内に置かれています
   妹がりと 馬に鞍置きて 生駒山
              うち越え来れば、黄葉散りつつ
   妹許跡 馬鞍置而 射駒山
              撃越来者 紅葉散筒 『万葉集 第十巻』

師走壱日.真摯な気持ちで[南都.高徳の僧](A high-ranking pries.)
御言葉を 一度聴いてみられたら如何でしょうか!
[子どもが死んでいくような国は 国造りができない]
(東大寺.狹川別当)将来を担う子供達を健やかに育て世代をつなぐ
大切さを説いておられます
[布薩の行]~復興に意欲を見せておられるのが西の京
(唐招提寺.西山明彦長老)[感謝したり 祈ったりすることが無くなり
人の心が荒んでいる](村上太胤.薬師寺管主)の 御言葉[一部.国原譜]
燃ゆる胸 秘めて師走の岳目指す}(徳田正樹)(河鹿)
One For All.All For One!
            「一人は皆の為に皆は一人の為に!
鎮護国家」東大寺の盧舎那仏も 心なしか私達に微笑んでおられますね!