2012/03/15

1261回 東大寺二月堂 修二会~連綿と途切れず~天平勝宝{752年}

春を呼ぶ {}--南無観世音--古都の祭典

厳格な清浄さで慰霊と災害.復興への祈願
二月堂本尊の十一面観音に人々の罪を懺悔
{五穀豊穣}幸せを祈る ニ月堂{修二会}
今年は1261回目春寒の弥生三月
十五日未明 大和路の春を呼ぶ煌めく{}
古都の祭典は 満行を迎えました


東大寺.法華堂{三月堂}「北門」芭蕉の句碑


二月堂へ往く前に 広い東大寺境内で
最初に訪ねたのが大仏殿の創建より古く
天平四年(733) 良弁僧正創建 {金鐘寺}
一堂でもある 法華堂{三月堂}でした

水取りや 氷の僧の 沓の音 {芭蕉~二月堂}  

東大寺・三月堂「龍王之瀧」の前

水取りや 氷の僧の 沓の音
水取りや 籠の僧の 沓の音

天下安泰.万民幸福~1261回目を迎えた
伝統行事が粛々と行われている~
ニ月堂 {修二会} 御隣りでもある 
法華堂「北門」)にある 芭蕉の句碑は

水取りや 籠の僧の 沓の音

ところが 松尾芭蕉が 貞享元年 伊勢・伊賀
大和・近江を巡った「野ざらし紀行」の
稿本・写本の中でも 芭蕉 直筆とされている
『天理本』には [籠の僧]ではなく [氷の僧]
なっているそうです

 二月堂に籠りて (前書)
水取りや 氷の僧の 沓の音

{天理大学付属 天理図書館は 小生の
地元でもあり 高校生時代から屡 受験勉強と
称して利用させて頂いていましたが残念乍ら
未だ芭蕉 直筆とされている『天理本』原本を
拝読させて頂いていません~~~

俳壇 大御所によれば
「氷の僧だから名句だと言える! 
籠の僧とすれば 駄句に過ぎない!」とのこと--

佳景寂寞として心すみゆくのみおぼゆ』
推敲の名手.芭蕉

{奥の細道} 山寺{立石寺~蝉の句}
推敲例として有名ですが~  
山寺や石にしみつく蝉の声   {曾良書留}
淋しさの岩にしみ込せみの声   {木がらし}
さびしさや岩にしみ込蝉のこゑ {初蝉.泊船集}
 
閑さや岩にしみ入蝉の声

{閑さや}{岩にしみ入}~推敲にて~
奥の細道本文には~
「佳景寂寞として心すみゆくのみおぼゆ」
と言ったのでしょうね!

平泉中尊寺に詣でた時の{光堂(金色堂)}
{五月雨の降のこしてや光堂}

蛍火の昼は消えつつ柱かな
五月雨や年ゝ降りも五百たび
五月雨の降のこしてや光堂

{随行日記}--曾良によれば日は{天気朗}
芭蕉は{五月雨}を降らし{鮮やかな光堂}となり
余にも名句として残っているのでしょうね!

天平勝宝四年実忠和尚が始められ
幾多の辛酸を潜り抜け~1250以上に
渡り連綿と続けられて~十一人の練行衆
本尊の十一面観音に自らと人々の罪を
懺悔して幸せを祈り
1261回目東大寺ニ月堂{修二会

十一面観音に罪汚れを懴悔~世の平穏を祈る

毎夜午後8時頃から営まれる初夜の
法要では世界平和を始め~明治以来の
観測史上国内最大とも言われている
巨大地震「東北地方 太平洋沖地震」
外国の地で起きた民衆蜂起~万民の
病気平癒の祈りに加え---経済危機からの
脱却を祈り~諷誦文・祈願文が毎夜
読み上げられていました~

1250年以上に渡り連綿と続けられて来た
{1261回目の東大寺.二月堂.修二会}
{達陀の行}(12-14)~炎の力で邪悪を払い
燃え盛る松明を持った火天役が内陣に~
水天役と向き合い~飛び跳ねる仕草を
繰り返した後~松明が礼堂に投げ出され
315日未明に満行を迎えましたね! 
満行を迎えた 315日の朝
{八天役の練行衆}が金襴の{達陀帽}
子供さんに被せると元気.溌溂に育つと
言われている{達陀帽授け}が催され
大勢の家族連れで賑っていました

{閼伽井屋の井戸}{二月堂 香水}
{若狭国}{遠敷明神}が魚釣りに熱中
二月堂に遅参~お詫びに井戸を湧き
出させたと言われている{水取り}の儀式
十三日未明~真冬の寒さが戻った様な
寒気の中で~二月堂下にある
{閼伽井屋の井戸}から水をくみ上げ
三回に分けて二月堂に運ばれる
くみ上げは秘儀とされており~練行衆が
入り口を警護~水を入れた桶は松明を
{道明かり}に二月堂へと運ばれます
汲み上げられた{香水}は参拝者にも
授与され~以前 小生も{二月堂 香水}を
頂いたことが有り 本当に有難う
御座いました

神に近い子~{中灯 童子 }

《東大寺 二月堂大欄干》 聖域に入る
ことを許された神に近い子《童子》
一昨年迄は{中灯 童子 敏丸} として
大松明を持つ{童子}を務められたのが
生駒の小生宅の近所にお住まいの
門谷敏也さんです
今年は御事情により御休息となりましたが-
{中灯さん~行きまぁ~すぅ}あの元気な声が
聞かれず~東大寺二月堂大欄干で乱舞した
勇壮な炎{籠松明}を持たれた門谷敏也さん
今年は御家庭の御事情で~あの時の雄姿が
観られないのが~残念な限りです

童子は 聖域に入ることを許された
神に近い子の資格を持った人達であり
《練行衆》 其々一人ずつ付かれ
門谷さんは 二月堂・大宿所で
大松明の作成や食事等 練行衆の
御世話で昼夜を問わず多忙を
極められていました
門谷敏也さん宅の門前に{今年も}ある--
二月堂大欄干--勇壮な炎が闇夜に乱舞した
籠松明 《無病息災》を齎して頂く
大松明(8M)・重さは 80キロと言われる~
満行を迎えた『籠松明』を身近に眺め
手に触れる事が出来ました
あの日の感動が蘇えり~本当に有難う
御座いました

大和路.各地では 震災一周忌法要
僧侶による書作展~{心の復興}
東日本大震災犠牲者供養写経」等が
催されています

薬師寺本尊薬師如来坐像慰霊と復興を
祈る 薬師寺山田法胤管主は法要を営み
{今後は物資の支援だけでは無く心の支援
考えたい}と発案され 心の復興へ被災者にも
写経して戴く「東日本大震災犠牲者供養写経」

また 河野良文.大安寺貫主ら奈良の僧侶
32人が個性的な作品による{書作展}を開催
収益は 震災の義援金に充てられます
東大寺 大仏殿では一周忌法要 北河原公敬別当が
{諷誦文}~震災で亡くなった人々を慰霊~読経
被災地の一日も早い復興を祈っていましたね!

平城宮跡大極殿前広場では震災の犠牲者への
鎮魂・復興を祈念する{311復興の灯}があり
壱萬個の蝋燭を点灯~{} の文字が浮かび
平城宮跡に集まった800人以上の人々が
真冬の寒さが戻った大極殿前で祈りを
捧げていました
  
走る 火影 揺れる あふれる涙 燃える
 燃える 燃える 松明 「修二会」

《春寒の弥生三月春まだき
君の肩にはらり 良弁椿
ここは東大寺 足早にゆく人垣の
誰となく独白く南無観世音 
折から名残り雪

君の手は既に 凍り尽くして居り
その心 ゆらり 他所にあり
もはや二月堂 天も焦げよと松明の
炎見上げつつ何故君は泣く 雪のように
火の粉が降る~~~》「修二会」
 {さだまさし 作詞・作曲}
 オリオン座.シリウス そして獅子座---
空気が澄み 夜空の星が鮮やかな頃
地域の皆さんに呼び掛けて実施した
ふれあい 健やか PATROL 夜回り}
安全で安心して暮らせる 私達の街に
》《ふれあい》《助け合い》を
分かち合いを目指し邁進!
》の大切さ!お互いに共有し
{声かけ}や独居老人の見守り活動
{向こう三軒両隣 挨拶運動}も
実践しています
小生 地域の{自主防災組織}の一員として
緊急避難・救急.救命・給水.給食等々
各種の訓練を実施致していますが
天変地異の脅威・自然災害に対して
私達はあまりにも無力であると事を
痛感致します

東日本大震災1年が経過致しましたが
被災地では現在でも復興に向けた必死の
努力が続き~全国からも支援の手が
差し伸べられていますが政府の復興策は
まだ方向性が見えていませんね!
特に福島第一原発避難.風評被害.瓦礫
処理等々には多くの不安が残されままで
心が痛む課題が山積しています

{自然を克服する西洋文明}とは異なった
日本列島》の大自然~今後は天変地異
自然災害に対峙する『 』では無く
近未来型の『 』体制の早急な構築
{阪神淡路大震災}の教訓を生かし乍も
想定される 東海.東南海.南海.首都圏直下型
巨大地震~やはり{自助・共助.公助}が互いに
連携~その為には地域の『減災』体制
不可欠{ふれあい 助け合い}必要です

東北の方々から皆で笑って暮らせる
《春の日》の一日も早い事を!
東日本の 復興を願って已みません

{ひとつになろう日本} {頑張ろう! 日本}

Solidarity with Japan日本と団結を!}

東大寺 二月堂の舞台に突き出された
長さが約8メートル 重さは6070キロ
乱舞する籠松明大和路の春を呼ぶ{}
失われた20}に追いうちを駆けるが
如き{貞観の大津波(869)} 以来の大震災
明治維新・大東亜戦争 戦後復興に続き-
Solidarity with Japan日本と団結を!}
世界中からの温かい支援の言葉にも
癒されます
 我々は必ずや{三度目の奇跡}」を信じ
{オールJAPAN} 叡智を結集
{日本列島の陽春}を迎えるべく精進
努力.推進して往きたいものです

ちりぬれば 匂ひばかりを 梅の花
    ありとや袖に 春風の吹く
 千利 連八 尓保 比者可
     藤原 有家(新古今)
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2012/02/22

美しい山河 みんなの絆と温もりを~{自然を愛し.人と自然が共生}

青天の霹靂天上天下 唯我独尊
我田引水~とも言えるでしょうか !

美しい 生駒の山河 繋げよう 
      みんなの絆を 温もり添えて

生駒市 市民憲章のつどい(2012 2.22)にて
偶然にも今年も また {生駒市民憲章}優秀賞を
戴きました
 確か従前も{市民憲章最優秀賞}受賞致した事は
ありますが~やはり小生に取って唯我独尊
我田引水~ 青天の霹靂 》とでも言えるでしょう
生駒市 市民憲章のつどい』は 
市民憲章の実践.団体 市民憲章をテーマとした
標語 自由詩等の作品》の入選者が
表彰されました
この『生駒市 市民憲章のつどい』には
各地域の小.中学生及び先生.御父兄を始め
市民憲章の実践推薦者.団体等~当日は
生駒 コミュニティセンター 文化ホールに
多くの 市民の方々が参加されました

市民憲章は21世紀及び市制30周年を記念して
平成13(2001)111 新に制定されました 
『生 章』
生駒山の豊かな緑に育まれ 自然と歴史と文化が調和しながら
発展しつづける生駒市 わたしたちは ここに住むことへの愛着と
誇りをもって みんなの夢がかなうまちを築くために 市民憲章を定めます
 1自然を愛し 人と自然が共生する
    美しいまちを つくりましょう
1お互いに助けあい 安心して暮らせる
    やさしいまちを つくりましょう
1人権を尊重し 心のかよいあう
    あたたかい まちをつくりましょう
1スポーツに親しみ 健康で活力のある
    まちを つくりましょう
1知恵を出しあい 世界にはばたく
    文化のまちをつくりましょう

市民憲章のつどい』では180°転換の人生
{自然に活かされて}いこま棚田クラブ代表幹事の
出口育宏さんによる講演も開催されました
{自然環境(棚田)の保全と創造}
{棚田の復活と技術の伝承}そして{夢の実現と
心の豊かさ}を目指し乍~ボランティア活動を
されている様子を熱っぽく講演され
当日参加された会場の多くの方々が
深い感銘を受け乍~素晴らしい
講演会を聴き入り---有意義な一日を
過ごされていましたね!
百花の 魁を占む~《寒 梅》
庭上一寒梅  笑侵風雪開
不争又不力  自占百花魁
新島襄 {庭上の一寒梅}  {寒梅之詩}

{真理は寒梅のごとし 敢えて風雪を
侵して開く}~同志社の新島 襄先生
永眠される直前に「庭上一寒梅」
{寒梅之詩}を詠んでおられるそうですね

百花の魁として咲く~{寒梅}
苦節試練に耐え~争わず 無理をせず
終始ゆとりと 謙虚な姿~何としても
我々も 斯くありたいものですね!

庭上一寒梅 笑侵風雪開
  不争又不力 自占百花魁
  
拡げよう 笑顔の挨拶 心の輪で
       守ろう生駒の 豊かな自然

 緑に包まれ きれいな河
          明日の生駒は みんなの手で

輝ける 未来を創ろう  知恵の輪で
         世界を結ぶ  わが町生駒

足引之 山河之瀬之 響苗尓 弓月高 雲立渡 
あしひきの 山川の瀬の  響るなへに
                   弓月が岳に 雲立ち渡る
   柿本朝臣人麻呂之歌{萬葉集 7-1088}
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