(お水取り)煌めく{炎}~{南無観世音} 1266回 .東大寺.二月堂
天平勝宝{752年}~連綿と途切れず幾多の辛酸を
潜り抜け1250年以上に渡り連綿と続けられている
1266回目東大寺二月堂 {修二会}~[十一面悔過]
Since then, it has been practiced every year
without cessation, even though the hall was
burnt down and also amidst wars.
This year it is the 1266th ceremony.
[英語で言うなら お水取り 一部.朝日新聞]
邪悪を払い 燃え盛る籠松明を持った火天役
内陣に水天役と向き合い飛び跳ねる仕草を繰り返した後
松明が礼堂に投げ出され春寒の弥生三月十五日未明
大和路の春を呼ぶ煌めく{炎} 古都の祭典は世の平穏.祈りを捧げ
三月十五日未明に 満行 を迎えます!
内陣に水天役と向き合い飛び跳ねる仕草を繰り返した後
松明が礼堂に投げ出され春寒の弥生三月十五日未明
大和路の春を呼ぶ煌めく{炎} 古都の祭典は世の平穏.祈りを捧げ
三月十五日未明に 満行 を迎えます!
[東大寺二月堂大欄干] 聖域に入ることを許された神に近い子《童子》
{中灯 童子 敏丸} として大松明を持つ{童子}を務められたのが
小生宅のご近所にお住まいの 門谷敏也さんです
{中灯 童子 敏丸} として大松明を持つ{童子}を務められたのが
小生宅のご近所にお住まいの 門谷敏也さんです
今年は御家庭の事情により休場されましたが~{中灯さん~行きまぁ~すぅ}
あの元気な声が聞かれず~東大寺二月堂大欄干で乱舞した勇壮な炎
{籠松明}を持たれた 門谷敏也さん.今年は 御家庭の御事情であの時の
雄姿が観られないのが~残念な限りです
あの元気な声が聞かれず~東大寺二月堂大欄干で乱舞した勇壮な炎
{籠松明}を持たれた 門谷敏也さん.今年は 御家庭の御事情であの時の
雄姿が観られないのが~残念な限りです
昼夜を問わず多忙を極められていました
二月堂へ往く前に広い東大寺境内で最初に訪ねたのが大仏殿の創建より古く
天平四年(733) 良弁僧正創建 {金鐘寺}の一堂でもある 法華堂{三月堂}でした
東大寺・三月堂「龍王之瀧」の 前
水取りや 氷の僧の 沓の音 《 水取りや 籠の僧の 沓の音 》
天下安泰.万民幸福・1266回目を迎えた伝統行事が粛々と行われている
ニ月堂 {修二会} 御隣りの{法華堂}~{北門}にある 芭蕉の句碑は
ニ月堂 {修二会} 御隣りの{法華堂}~{北門}にある 芭蕉の句碑は
ところが
松尾芭蕉が 貞享元年 伊勢.・伊賀.大和近江を巡った
[野ざらし紀行]の稿本.写本の中でも芭蕉 直筆とされている
『天理本』には[籠の僧]ではなく[氷の僧]となっているそうです
『天理本』には[籠の僧]ではなく[氷の僧]となっているそうです
二月堂に籠りて
(前書) 水取りや 氷の僧の 沓の音
俳壇の大御所(談)~「氷の僧だから名句!籠の僧とすれば駄句に過ぎない!
{ダーン! ダーン!~二月堂 堂内では上堂した練行衆は沓を鳴らし
本尊に{参りました}と告げます
本尊に{参りました}と告げます
{ダン!ダン!ダン!}~{ダダダダッ!}「差懸」(木製の履物)
沓の音は更に激しく二月堂.舞台の下まで響き渡り練行衆は
内陣に駆け入って行きますね!
沓の音は更に激しく二月堂.舞台の下まで響き渡り練行衆は
内陣に駆け入って行きますね!
{奥の細道} 山寺.{立石寺~蝉の句}は推敲例として有名ですが~
山寺や石にしみつく蝉の声
{曾良書留}
淋しさの岩にしみ込せみの声 {木がらし}
さびしさや岩にしみ込蝉のこゑ {初蝉.泊船集}
閑さや 岩にしみ入蝉の声
{閑さや}~{岩にしみ入}~推敲にて『奥の細道』本文には
「佳景寂寞として心すみゆくのみおぼゆ」と言ったのでしょうね!
{五月雨の降のこしてや光堂}
蛍火の昼は消えつつ柱かな
五月雨や年ゝ降りも五百たび
五月雨の降のこしてや光堂
{随行日記}--曾良によれば日は{天気朗}
芭蕉は{五月雨}を降らし{鮮やかな光堂}となり
余にも名句として残っているのでしょうね!
{水温む}~そんな季語が相応しい季節を迎えますね!
春を言祝仏教の法要{修二会}二月堂[お水取り]
毎年[お水取り]に合わせて奈良国立博物館で開催されています
[籠松明の日]~3月12日は午後7時まで開館
{重要文化財.二月堂本尊光背.頭光を始め法会に用いられた法具.
儀式の様子を伝える文書.東大寺所縁りの絵画.出土品が展示され.
奥深い[東大寺二月堂.お水取り]
1250年以上に渡り連綿と続けられている悠久の世界を堪能させて頂いた次第です
儀式の様子を伝える文書.東大寺所縁りの絵画.出土品が展示され.
奥深い[東大寺二月堂.お水取り]
1250年以上に渡り連綿と続けられている悠久の世界を堪能させて頂いた次第です
世界遺産.興福寺の国宝館の耐震補強工事中.収蔵品を仮講堂に!
阿弥陀如来像[重文.鎌倉時代]~阿修羅像を含む八部衆像.十大弟子像
[国宝.奈良時代]~金剛力士像等々国宝館の彫刻と相まって
開扉させていますね!
阿弥陀如来像[重文.鎌倉時代]~阿修羅像を含む八部衆像.十大弟子像
[国宝.奈良時代]~金剛力士像等々国宝館の彫刻と相まって
開扉させていますね!
仮講堂に移しての[阿修羅~天平乾漆群像展]は6月18日迄
阿修羅像.十大弟子像等を拝像する絶好の機会です
ゆくりなき もの の おもひ に かかげたる
うで さへ そら に わすれ たつ らし
うで さへ そら に わすれ たつ らし
けふ も また いくたり たちて なげき けむ
あじゆら が まゆ の あさき ひかげ に (山光集)
あじゆら が まゆ の あさき ひかげ に (山光集)
ちりぬれば 匂ひばかりを 梅の花