2018/11/05

{白帝}に誘わる様に飛火野では鹿が『錦繍』を謳歌~『君は観賞したか!~花弁(8枚)を象る(八花鏡)(尾長鳥)『平螺鈿背八角鏡』(第70回正倉院展)


大和盆地の紅葉前線.大台ケ原から始まり北和の盆地部へ紅葉.{}落葉 広葉樹が
織りなす 鮮やかな錦織!

奈良公園浮雲園地.ナンキンハゼは煌びやかな紅葉です!

一年間待ち焦がれた正倉院展(70回)を拝観致したい 気持ちを抑え乍ら~
(天平の文化空間の再構成)登大路を右に(南都七大寺)法相宗大本山『興福寺』
「典雅、端正、剛勁を特色とする『天平の文化空間の再構成』を目指してきた.
その空気を感じて頂だければ](興福寺.多川俊映貫首)(談)

8世紀の創建以来7度焼失.奈良時代.天平期の威容301年振りに取り戻す古刹の中核施設が
復元された(天平の文化空間の再構成)『興福寺中金堂』を再び拝見させて頂きました!
70回正倉院展が催されている(飛火野)では鹿が『錦繍』を謳歌.群れをなして戯れ
{白帝}に誘わる様に 開幕日(10.27) 当日.午前9時の開館前の奈良国立博物館に.
全国から 800人超の人達が 長い行列を作られていましたね!

70回という節目にとらわれず1回1回が特別)奈良国立博物館(松本伸之館長)
麻製品では古代の水墨画である山水図が ほかに例が無く絵画史上重要な意味合いを持つ
毎年訪れるみなさまが期待される今日煌びやかな宝物として(玳瑁螺鈿八角箱)
(平螺鈿背八角鏡)注目です」~この様に説明されていましたね!
初公開10件~北倉10件・中倉16.南倉27聖語蔵3件⇒56件の宝物が出陳されています
[国家珍宝帳]に記載されている(聖武天皇)御遺愛の鏡『平螺鈿背八角鏡』白銅製で
八花鏡とよばれる形式.鏡背面の装飾はヤコウガイに精緻な毛彫を施した螺鈿
花弁や花心の赤い部分には彩色し琥碧を伏せ間地にトルコ石の細片をちりばめて
金属成分は中国鏡の成分比率に近く唐から齎されたとされ 寛喜2盗難の為.
大きく破損.~明治期に修理されましたね!
『玳瑁螺鈿八角箱』~『犀角如意』~紫檀が嵌められ沈香を貼りつめ小窓に描かれた
()()~水晶や象牙.技術の粋を尽くした華麗な工芸品

磁皷(じこ・三彩の鼓の胴)~奈良三彩の技法.唐三彩に恰もチャレンジした「奈良三彩」

朝鮮半島に栄えた新羅に関わる宝物も出陳され当時の日本の多様な国際関係も偲ばれます
『公開 講座』
[鳥兜様の楽帽の復元について.山片 唯華子氏 (宮内庁正倉院事務所保存課調査室主任研究官
[月借銭のしくみ古代の官営高利貸―]  栄原 永遠男 氏 (大阪市立大学名誉教授)
[正倉院三彩10正倉院に伝わる二彩・三彩陶器の特徴と謎―]  1110日(土)
吉澤 悟氏(奈良国立博物館学芸部列品室長)
燦然と輝く正倉院.至宝~シルクロードの終着点天平文化の煌めきを 現在迄も伝える
{正倉院宝物}を鑑賞出来る貴重な機会です!
大和路・錦秋の一日の楽しみの極み『錦繍』を謳歌されては如何でしょうか!
秋芽之落乃乱尓呼立而 鳴奈流鹿之音遥者
       {湯原王 鳴鹿歌一首}(萬葉巻八1550
秋萩の 散りの乱ひに 呼びたてて
                   鳴くなる鹿の 声の遥けさ 
奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の   声きく時ぞ 
             秋は悲しき{猿丸太夫}『古今集』
{藤皇后天皇に奉れる御歌} 光明皇后.御製
       吾背子と 二人見ませば 幾許か
         この降る雪の 嬉しからまし(萬葉 巻八1658
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