(瑞穂の国)たわわに稲穂が実る大和路! [萩、桔梗、葛、藤袴、女郎花、尾花、撫子]
『大和には 群山あれど とりよろふ天の香具山 登り立ち国見をすれば国原は煙立ち立つ
海原は かまめ立ち立つ うまし国そ あきづ島大和の国は』舒明天皇(萬葉集巻壱-弐)
秋の七草に誘われる様に心地良い大和三山の麓
好日や 金木犀の 花いきれ』 (鷹羽狩行)
三大香木~春は(沈丁花)(夏は梔子)秋は(金木犀)
遠くまで香りが届くことから 古くは(千里香)と呼ばれた (金木犀)の仄かな香りに誘われ~
(Go To
Travel) ~旅にでも駆られそうです
『萬葉集』には金木犀を(桂)~「若楓の木」と詠まれ(金木犀)の桂は高貴な香木~
『本草図譜』(江戸時代)には「木犀」異名に「九里香.天香」「黄色の小花族性し香気
四隣に及ぶ頗る瑞香に似たり」と記されている様です
「桂花.丹桂.厳桂.銀桂」と称され(丹桂)は金木犀(銀桂)は銀木犀を指します
中唐の詩人.王建の「十五夜望月」(唐詩選) 「冷露声無く桂花を湿す今夜月明人尽く
望むも~」と詠じていますね
『秋萩の 散りの乱ひに 呼びたてて 鳴くなる鹿の 声の遥けさ』
(湯原王 鳴鹿歌一首) (萬葉巻八1550)
正倉院.宝庫の錠を年に1回解く「開封の儀」シルクロードを経て伝わり聖武天皇が
宝物を納めた六つの部屋の扉に結ばれた麻縄を切って封を解き11月27日の「閉封の儀」迄
正倉院宝物の点検や調査.防虫剤の入れ替え等が施されます
「平螺鈿背円鏡」や東大寺の大仏に献納された象の歯の化石「五色龍歯」等59件が~(第72回正倉院展.10月24日~11月9日)に出展されます
「第72回正倉院展」~今年は 新型コロナウイルス感染防止の為入場制限等があります
観覧には(前売日時指定券)の 予約.発券が必要で当日券の販売は無く前売日時指定券の
販売は9月26日(土)午前10時からです指定された 日時以外の入館は出来ません
(入館前)に(検温を実施.マスクの着用) 展示会場内の混雑を避ける為1時間程度を目処に
鑑賞をお願いいたします
例年の講堂でのボランティアによる解説は実施されません
小生は(第72回正倉院展)の日時指定券を確保出来ましたが皆さん方も事前の準備滞りなく~燦然と輝く(正倉院.至宝)シルクロードの終着点 (天平文化)の煌めき現在迄も伝わる
正倉院宝物を鑑賞出来る貴重な機会~待ち遠しいばかりです!
足引之 山河之瀬之 響苗尓 弓月高 雲立渡
『あしひきの 山川の瀬の 響るなへに 弓月が岳に 雲立ち渡る』
柿本朝臣人麻呂之歌 (萬葉集 巻7-1088番}
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