『旅人は 歌ひ続けぬ 嬰子の昔にかへり 微笑みて 歌ひつゝあり』(孔雀船.漂泊)
「ひのとり」新型名阪特急(80000系)を眺め伊勢志摩ライナーしまかぜで鳥羽に到着
小春日の初日に先ず目指したのは鳥羽市小浜で過ごした孤高の天才詩人(伊良子清白)の
旧宅が鳥羽駅近くの鳥羽マリンパークに移築されたと聞き⇒飼育種類数1200種超で 日本一
日本で唯一ジュゴンが見られる(鳥羽水族館)
アシカ.ショー「パフォーマンススタジアム」~コロナウイルス感染拡大防止の為.
若干入場制限等は有りましたが 童心に帰りアシカの多彩な演技を楽しんだ次第です
漂泊.孤高の天才詩人 (伊良子清白)
22年間 鳥羽の小浜で町医者として過ごした漂泊の詩人(伊良子清白)の 旧家がその後
鳥羽市に寄付され
鳥羽1丁目に移築!
内部は薬局.診療室.手術室など個人医院と台所.客間等日常生活の場か偲ばれますね
明治10年10月 島根に生まれた(伊良子清白)(輝造)は明治32年6月京都府立医学校を卒業
45歳から23年間 (鳥羽の小浜)で 医師として暮らし乍ら歌誌「白鳥」を創刊する等.浪漫的
耽美的な詩作活動をされていました
ロマンチックな空想を基調--豊富な抒情性.物語性を伴った--18の詩篇だけを積んだ
『孔雀船』を残して明治の詩壇からも消え去った(漂泊の詩人)と言われています
『孔雀船』巻頭の 《漂泊》
蓆戸に 秋風吹いて 川添の旅籠屋さびし 哀れなる旅の男は 夕暮れの空を眺めて
いと低く 歌いはじめぬ ~~~
故郷の 谷間の歌は 続きつゝ断えつゝ哀し大空の返響の音と地の底のうめきの声と
交りて調は深し 旅人に母はやどりぬ 若人に父は降れり 小野の笛煙の中に
旅人は 歌ひ続けぬ 嬰子の昔にかへり 微笑みて歌ひつゝあり
「安乗の稚児」の一節~(清白.詩碑) が八幡神社への小道の傍らにあります
《安乗の稚児》
志摩の果 安乗の小村 早手風岩をとよもし 柳道木々を根こじて 虚空飛ぶ断れの
細葉 水底の 泥を逆上げ かきにごす 海の病 そゝり立つ波の大鋸 過げと こそ
船をまつらめ とある家に飯 蒸かへり男もあらず女も 出で 行きて 稚児ひとり小籠に坐り
ほゝゑみて 海に対へり いみじくも 貴き景色 今もなほ胸にぞ跳る 少くして人と行きたる
志摩のはて 安乗の小村
《漂泊》の一節~ふるさとの谷間の歌碑
ふるさとの 谷間の歌は 続きつつ 断えつつ哀し 大空のこだまの音と地の
底のうめきの声と交りて 調べは深し
夜は鳥羽湾を見下ろすリーズナブルなリゾートホテルで (GoToトラベル)に便乗しました
伊勢真鯛握り.鮑.赤海老の炭火焼き.伊勢赤鶏
手羽先甘辛揚げ松阪牛ローストビーフ等
堪能させて頂きました
『伊勢参 海の青さに 驚きぬ』 (澤木欣一)
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