福は内へ いり豆の今夜もてなしに 拾ひ拾ひや 鬼は出らん (宗長)
『天深く 春立つものの 芽を見たり』(加藤 楸邨)
「正月のどかなりしを 此月さえかへりて 更にきぬを 着れば.きぬさらぎといふを
あやまれるなり.按ずるにもとは.きぬさらぎ也」~(藤原清輔)~歌論書『奥儀抄』
陰暦2月は『衣更着』と言われていますが~更に衣を重ね着る衣更着よりも
陽気が更に来る2月を迎えました
『気更来』コロナ禍で疫病退散を願いたいものです
『追儺の行事』~(節分祭)~鬼やらい.鬼走り.厄払い.厄おとし.厄神送り等々と
呼ばれている(追儺の行事)
心中の災いと 疫病をあらわす鬼を追い払う(節分祭)招福を願う行事が全国の
社寺で開催されました! 皆さんの御宅で節分の夜は豆を撒き 鬼達を追い払い
『立 春』を御健やかに迎えられたことでしょう!
[鬼やらい] [鬼走り] [厄払い] [厄おとし] [厄神送り] ~『追儺の行事』~『節分祭』
『豆まきには鬼を払う意味と豆を投げ与えて恵んで なごませる意味の 2つがある』
(新谷尚紀・国学院大学教授)
『五穀』(米、麦、ひえ、あわ、豆)に災いを払う霊力があると信じて来ましたね!
古事記には米を始め穀物に由来のある神様が登場.今日でも神社などでは(散米)の
行事が執り行われ.祓いや清めの目的で米をまき散らし米の霊力によって悪魔や
悪霊を退散させる!
「大豆の霊力を利用するのは『散米』と同じ」新谷尚紀教授は解説されていますね!
新谷先生の著作に『神社に秘められた日本史の謎』
『おうちで楽しむ 季節の行事と日本のしきたり』
『節分の 豆をだまつて たべて居る』(尾崎
放哉)
邪気を追い払い一年の無病息災を願いコロナ禍で『悪疫退散 祈願』列島各地の
社寺で『招福』を願う行事⇒今年も 新型コロナウイルス感染拡大防止の為.
福餅.福豆等は撒かれず 規模を縮小して執り行われていましたね!
三輪.大神神社(節分祭福寿豆まき式) 御神体が三輪山の大神神社~「福は山」
狂言「福の神」大神神社に参詣した太郎冠者 三輪大明神は お山が御神体であるから
福は山と囃して豆を撒く~開運厄除の祭典 (節分祭)
午前10時.午後2時の2回執り行われ祭典終了後.引き続き祈祷殿前にて裃姿の
年男・年女・福男・福女より福餅.福豆等が入った紙袋を手渡しました
※福餅・福豆は撒かれませんでした(2022)
例年は御神体の三輪山にちなみ「福は山」と 唱えて 福餅.福豆は撒かれましたが
中止となり 参拝者の密集を防ぐ為にも 手渡す直前に手の消毒をする等々の
工夫をされていました
「元興寺」は八雷神・元興神の鬼の発祥地! 不動明王二体(立像・坐像)を本堂にて遷座
不動尊供養が行われ山伏による柴燈大護摩 火生三昧秘儀(火渡り行)
招福や疫病退散を祈願する 柴燈大護摩供と
新型コロナウィルス 感染拡大防止の為 2022年は 福豆まき・福豆手渡しは中止
本堂で法要が営まれていました
元興寺に纏わる鬼[ガゴゼ][ガゴジ][ガンゴ]
(福は家の内に入るように) (鬼は自分の内から出るように)
そんな願いを込めて「福は内!鬼は内! 邪悪な鬼を退治する雷を神格化⇒(八雷神)
(元興神)鬼の様な姿で表現されていますね!
「福は内、福は内。鬼も内」(吉野山金峯山寺)
「コロナ禍は 3年目.明日は今日より良くなると努力し『皆 良うなれ』と
願って祈る事で時代は 良くなるでしょう」(金峯山寺 五條良知管長)
天下太平, 除災招福祈願の 般若心経「日数心経」
運命に影響のある 星を供養する 「星供秘宝」
金峯山寺では追われてきた鬼達を修験道の祖.役行者が説く仏法で
改心させる伝統の節分会!
「鬼の調伏式」~赤.緑.黒の色の鬼役6人が踊り「福は内、鬼も内」と唱え
全国から追われて来た鬼を迎え入れ経典の功徳や法力! 信徒らが撒く豆で
荒れ狂う鬼たちを仏道に入らしめる~
国宝の本堂・蔵王堂で行う(鬼の調伏式)では参拝者で密集状態になる為今回は先着50人に
限定され鬼役6人が行者らに豆を浴びせられ.仏法の力で平伏す様子をユーモラスに再現されていますね
検温.消毒.換気.マスク着用など感染防止策を徹底され 参拝者の皆様には「検温」
「消毒」や[マスク着用.ソーシャルディスタンスの確保]
呼び掛けの徹底に努めておられました
『東より春は来ると植ゑし梅] (高浜虚子)
『東風吹かば にほひをこせよ梅花 主なしとて 春を忘るな』~(拾遺和歌集)巻第十六より
二十四節気)の1番目の節気 [春が立つ] 春を運んで来る (東風)に触れ 立春は1年の始まり
(立春大吉)を 願いたいものです
『大和路や 春立つ山の雲かすみ』 (飯田 蛇笏)
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