『茅の輪つくる茅の青繩も にほひたち』(山口 青邨)
日本列島上空は[太平洋高気圧]の上に[チベット高気圧]~気象庁によると大気上層に
広がる チベット高気圧が勢力を強め 列島付近で 大気下層.太平洋高気圧の上に重なる
状態が断続的に発生. 高気圧が重なると 上空の空気を吹き下ろして圧縮する力が
強まり 広い範囲で高温になるという.
『灼くる地に蜥蜴はおのれ出て灼くる』(山口誓子) [炎昼]
『碧い空 極暑の雲は 朝も輝る』 (日野 草城)
『天帝の お出まし速く 梅霖何処』 (粋 元)
「高気圧の重なりは 偏西風の蛇行の 強さの表れだ.蛇行は 週末にいったん弱まりそうだが
代わりに梅雨前線が南下して 大雨になりかねない」 (中村尚 東京大教授(気候力学)
来週以降は
大雨への警戒も必要だと言われていますね
(水無月の 夏越の祓する人は
千歳の生命延といふなり~)
【公事根源】一条兼良 有職故実書著
(茅の輪を潜ると 夏の疫病や 災厄から免れこの一年を災難 無く過ごさせて戴く(御 祓)
(夏越しの大祓)は 奈良朝に宮中で始まり悠久に各地の 神社.仏閣で営まれていますね!
茅の輪という茅でできた大きな輪を三度くぐって 身を清め本年後半の心機.転を誓う!
大祓は 古代の律令にも規定されており.由緒ある神事で 現在も全国の神社で執り行われ
特に6月の大祓は 夏越しの祓と呼ばれ.茅の輪くぐりが行われ.
蘇民将来が 武塔神の教えに従って茅(ちがや)で作った輪を 身につけたところ
疫病からの 災厄を免れた故事によるものですね
令和四年(2022)も 昨年に引継ぎ新型コロナウイルス感染拡大防止の為. 行事を縮小.
取り止めをされる社寺や夏越祓においても (皆で茅の輪をくぐる) 所作を取止.人形・
形代に穢れを移して納め 茅の輪を各自で随時くぐって祓う事に変更されている
神社もありますね
『仏桑花 平和って何もかも 眩しい』 (伊丹三樹彦)
京都の多くの神社でも六月晦日に(夏越神事)が行われ 京の夏の風物詩とされています
夏越祓 平安神宮 「夏越大祓式」
「夏越大祓式」の神事は6月30日16.00より行われ 1週間前から 茅の輪が 朱塗りの応天門の
内側に設置されます (茅ノ輪は6月15日より30日)
茅の輪をくぐることで 半年間の穢れを祓い清めることができ~(夏越神事)は 神職
のみで行なわれ一般の参列は不可になり~多くの社寺は 神職を先頭にして参列者
全員が一列になって(茅の輪)をくぐる所作を [密]になるため中止とされる
事が多い様ですね (2022)
「夏越しの天神さん」御誕辰祭・学業向上を祈願 大茅の輪くぐり・天神さんの日
夏本番の前~(大茅の輪くぐり)の神事 !
菅原道真の御誕辰祭に夏越の神事が催されます.楼門に直径5mもの「大茅の輪」が
掲げられ今年は6月10日から. 楼門の 京都最大級の大茅の輪をくぐることができます
菅原道真公の生誕をお祝いする(御誕辰祭)が斎行(6月25日)され[夏越しの天神さん]と
呼ばれ「茅の輪」を「智(恵)の輪」と解釈し乍ら学業向上を祈願して大茅の輪を
くぐります酷暑を無事に越すことを願い~(夏越 天神)
夏本番を前に茅の輪をくぐり~(茅の輪)が(智の輪)にも 通じると言われていますね!
『母の分も一つくぐる茅の輪かな』 (一茶)
小生 例年元朝詣の 春日大社の(夏越 大祓式)午後3時 二の鳥居の近くにある祓戸神社で
行われ全国から集まった約3万枚の(人形.ひとがた)は「夏越の祓」で 神社に 供えられ
清められて本殿北側の水谷川に⇒神職が清流に流す
春日参道には直径約2㍍の立派な茅の輪が設けられ 神官に続いて例年なら参列者が
潜る(夏越)~コロナ下で 式は神社関係者のみで営まれましたが 今回は居合わせた
参拝者も続き.罪穢を移す人形は.1年中受け付けられています
大和の国一の宮 大神神社摂社 率川神社 蘇民将来が茅の輪)身につけて 災厄を祓った
故事に因り 上半期についた罪.穢を祓い.下半期を無病息災で過ごしていただく為、
今年も拝殿の正面賽銭箱前に「茅の輪」が設置されます.(6月22日~7月6日迄)
『茅の輪つくる茅の青繩も にほひたち』(山口 青邨)
(往馬大社)~(夏越の大祓)
小生の氏神様とも言える 往馬大社の夏越の大祓 往馬大社の(茅の輪くぐり) ~参拝者が
悪霊邪神.稲の害虫を払い 五穀豊穣を祈祷!布留 石上神宮 神剣渡御祭(でんでん祭)
2022年6月30日に予定されていた石上神宮の「神剣渡御祭」と「御田植神事」は
新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になりました
夏越の祓・茅の輪くぐり神事は17時からです.特に故あって 参列希望の方は十分に
感染防止対策をお取り願います(石上神宮)
(でんでん)と鳴る太鼓の音に合わせて末社の神田神社へ渡るでんでん祭.例祭の後に
お田植神事(御田祭り)が行われ夕刻.布留.本社にて 例年なら(夏越の祓)が
行われていましたが 今年は新型コロナウイルスの流行及び感染拡大防止の為
中止になりました
大神神社 夏越の大祓 「みわの茅の輪神事」 大祓は古代の律令にも規定されており.
由緒ある神事で 特に6月の大祓は 夏越しの祓と呼ばれ.茅の輪くぐりが行われ.
蘇民将来が武塔神の教えに従って茅(ちがや)で作った輪を 身につけたところ
疫病からの 災厄を免れた故事によるもので大神神社では 祈祷殿前に 茅の輪を設置
大祓の後で「みわの茅の輪神事」として 古歌「水無月の 夏越しの祓 する人は拝殿前には 大神神社の 三ツ鳥居に因み 杉.松.榊の三霊木を 其々の輪の上に掲げた三つの
大きな(三輪の茅の輪)は 自由にくぐる事が出来・茅の輪が設置されている間は
無病息災・災難除けの「茅の輪守り」が授与されます!
橿原神宮では新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から皆様にお集まりいただく
状況を避ける為6月30日の「夏越大祓」並びに7月1日「夏越神楽祈祷」の各神事を
奉仕者のみで執り行い参列を取り止めとさせていただきます(橿原神宮)
『思ふ事 皆つきぬとて 麻の葉を
切りに切りて 祓えつるかな』(和泉 式部)
『炎天を 槍のごとくに 涼気すぐ』(飯田 蛇笏)
「槍のごとくに涼気すぐ」~蛇笏師の名句の如く 皆さん方も爽快に(夏越の祓)を
迎えられた事かと思います
『やすらかに人とほしたる茅の輪かな』(長谷川 櫂)
『茅の輪立つ 極大三角 冨士の岳』 (中村
草田男)
『伏して哭す 民草に 酷暑きわまりぬ』 (荻原
井泉水)
『形代にさらばさらばとする子かな』 (小林 一茶)
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