2023/12/18

(大和路の冬を彩る  [五穀豊穣・民安楽を祈る]  お出ましも お還りも夜や~888回目 途切れること無く執り行われる (大和一国の祭り)「春日若宮 おん祭」

 

          『おん祭 春日乙女が 神馬曳き』  (本多 炬生) 

平安時代後期(1136) 関白藤原忠通五穀豊穣.天下泰平を祈って始めたとされ

(春日若宮おん祭)使われている 初代鼉太鼓は 源頼朝の寄進です.

             

                大和路の冬を彩る大和一国の祭り「春日若宮 おん祭」

(五穀豊穣・民安楽)を祈り 連綿と880年余渡り途切れること無く執り行われ.荘厳.神秘.

おん祭は 今年で888回目を迎えます. (国重要無形民俗文化財 

1千人と馬約50頭が奈良市の中心市街を歩く[お渡り式]2019年は途中から雨が降り

一部縮小. 2020.21年はコロナ禍で縮小開催に.昨年は久々の通常規模の予定だったが

再び雨で縮小を余儀なくされた [お渡り式]5ぶり通常開催になりました 


             『天に綺羅地に火の道やおん祭』(行方克巳)(毎日歌壇)

 春日.若宮神社の神さまを(お旅所に移す[遷幸の儀](17日午前0)があり.「暁祭」

神楽が奉納される[お渡り式]の時代行列は.正午に県庁前から西へ出発.近鉄奈良駅前から 

油阪.JR奈良駅前を 経由して東へ折り返し三条通りをお旅所へ向かう.

 お旅所では神楽や田楽.舞楽などの伝統芸能を奉納.

「お旅所祭」が午後2時半から夜まで催される.神様は午後11時ごろ「還幸の儀」

若宮神社に戻る.18日午後にも 相撲や 能の奉納が催されます. 

大和路の1年を締めくくる 伝統行事[春日若宮おん祭(国指定重要無形民俗文化財)

華やかさ 再び.5年ぶり通常規模で開催となりました

      特に興味をひく諸行事は以下の通りです. 

(御湯立神事)  宿所詣行列の為に.16時半から大和士.18時から一般参拝者の為に み湯

立てられ 身を清めます.

巫女として御湯立の儀式を 受け継ぐ 大和郡山市の加奥満紀子さん.直径1メートルほどの

大釜の湯に酒や米を入れて「全国の神々」を呼び寄せます. 

「平成から 令和にかけて務める事が出来て嬉しい.皆様がいつまでも健康で

いらっしゃいます様にと 祈りました」(加奥満紀子さん) 

「サヨーサ.サヨーサ」と繰り返し唱え半円を描く様にササを振って水滴を振りまき

大宿所では武具が広間で公開され(のっぺ汁)(しょうが湯)が振る舞われ各地から集う

多くの参拝者で賑わっていましたね! 

「お渡り式」⇒「お旅所祭」 大宿所の 神事に参加する春日大社の旧神領から選ばれた

4人の神子(巫女)が輿に乗り~~

平安~江戸時代の 華やかな衣装に身を包んだ1000人の時代行列「お渡り式」

お旅所の芝舞台で数々の伝統芸能が披露される「お旅所祭」

お旅所に設けられた芝舞台にて若宮様に数々の芸能が奉納されます. 芝舞台前に置かれた

左右一対の巨大な(太鼓)が打ち鳴らされ~「お旅所祭」が始まります.

午後15時半ごろから 神楽.東遊.田楽.細男.神楽式.和舞.舞楽~日本古来の伝統芸能が

次々と披露され.夜中の23時ごろまで続きます. 


      二十四時間以内に 執り行われる {遷幸の儀}{還幸の儀} 

18日は(若宮神)を本殿より御遷しする(遷幸の儀) 古来より  神秘とされ浄闇の中)

で  執り催されています    2日間に亘って執り行っては成ら無いとされていますね!

(遷幸の儀と還幸の儀)(遷幸の儀)1217日 午前0時 暗闇の中 御旅所へお遷し

する還幸の儀 17日 午後11時頃から開始~ 18日午前零時迄に必ず 

   春日若宮神社へ御還りになります 

             『お出ましも お還りも夜や おん祭』 (右城 暮石)

 おん祭の最終日(18)締めくくりとして13時からお旅所南側の土俵にて 奉納相撲

行われ.続いてお旅所の芝舞台にて 能と狂言が披露されました. 


               『五位の鳴く 闇おん祭 すべて終る』  (右城 暮石)

          十二月しはすには沫雪降ると知らねかも 

                             梅の花咲く含ふふめらずして

                     『万葉集』巻八 紀少鹿女郎の梅の歌一首


                   『年越すと  諸仏鬼神に  灯を献ず』   (阿波野 青畝) 


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