2008/04/13

萬 山-----白 山 桜 芳 野 {七曲り} {上千本} 間もなく 満 開

「Key-Station for Community Needs」を
キーワードとした 東生駒の KCNさん
(近鉄ケーブルネットワーク株式会社)

Windows 95 (1995)以降--お世話になっていますが-
当時は ダイヤルアップ~~~昨今は--光回線
インターネットサービス と---隔世の感があります

近鉄ケーブルネットワーク(株)
光ケーブルを中心にチャンネル放送サービスと
インターネットIP電話等の
ブロードバンド通信サービスを~~
奈良県下はもとより
大阪府下を始め京都府下及び三重県下の一部等
地域社会情報ニーズに応える
キーステーションとして より豊かで快適な
生活環境作りに貢献する」こと---KCN
経営理念として 更なる地域密着を目指し
進展されておられます


そんなKCNが期間限定で
名所
下記の場所に
ライブカメラを3台追加し
多数の方々に好評を得て
おられます

*(東大寺大仏殿しだれ桜
*(金峯山寺蔵王堂四本桜
*(如意輪寺からみた千本桜

さんも一度 桜~季節ライブ
しまれては如何ですか?


よし野こずゑの花を見し日より
心は身にもそはず成りにき

(吉野山を結んだ西行
 (本名. 佐藤 義清))

先日の朝日新聞 asPsara—
花見名所では
日本一のお花見名所」は吉野山

を登って降りるまでの数時間
この世のものとは思えないくらい神秘的
桜色の中に浸れる」~~等々 多くの読者からの
賞賛の声が掲載されています

既に 朝日新聞 asPsaraを
ご覧になった方も多いと思いますが
因みに日本一のお花見名所 TOP 20 は ---

1位 吉野山(奈良) 8,143人
2位 千鳥ヶ淵(東京)6,098人
3位 嵐山(京都) 5,884人
4位 弘前公園(鷹揚公園)(青森)5,833人
5位 造幣局(大阪) 5,750人
6位 上野恩賜公園(東京) 4,493人
7位 高遠城址公園(長野) 2,621人
8位 仁和寺(御室桜)(京都)2,144人
9位 新宿御苑(東京) 2,128人
10位 醍醐寺(京都)
以上の様に紹介されていましたね !


萬山--白山桜 吉野山

吉野山桜花は 全て白山桜です
つまり 30,000本の桜花
原種ともいえる白山桜が密集しています

下千本(しもせんぼん)~中千本(なかせんぼん)
上千本(かみせんぼん)~奥千本(おくせんぼん)
**「一目千本」が--
山下から山上に見事に開花していきます

春 入 桜 花 満 山 白
南 朝 天 子 御 魂 香

(春は桜花に入って満山白く)
(南朝の天子 御魂香し)

昨今の日本列島 特に太平洋側は 降雨を齎す
低気圧が屡 通過していますが~~
{七曲り} ~{上千本} も
間もなく 満開すると思います

()の(日本一名所)
The cherry blossoms are at their best now

太閤秀吉花見をしたと言う吉野山--
{一目千本}を鑑賞するには
絶好の季節かと思います



昨年の 小生の吉野行きは
残念乍Un Timelyでした
~~~
各々の{一目千本}を
鑑賞することが出来ませんでしたので-----
確か その時の Web Logには 以下の様に
書いたと思います

小生にとって久しぶりの 吉野行でした-----
流石に千本西行庵あたりには まだ
山桜も散見されましたが~~

落花深き処 南朝を説く
吉野古老の迫力に圧倒された次第です

梁川星巌河野鉄兜藤井竹外
この三人の大人達の{芳 野 懐 古} を互いに
吟詠できた有意義な一日となりました


蔵王堂

金峯山寺--奈良県吉野町にある修験道系の
仏教寺院で開基は 役小角(えんのおづぬ)と
伝えられています
本堂(蔵王堂)(国宝)山上ヶ岳の大峯山寺本堂
「山上の蔵王堂」に対し山下の蔵王堂と呼ばれ
屋根は入母屋造檜皮葺き
2階建てのように見えるが構造的には
「一重裳階(もこし)付き」です

豊臣家の寄進で再興されたもので
扉金具の銘から天正19年(1592年)の建立
高さ34メートル 奥行 幅ともに36メートル
木造建築としては 東大寺大仏殿に次ぐ規模を
持つと言われ豪壮な建築で珍しいチャンチン材の
柱が太く原木の曲がりを残した自然木に近い柱が
使われていることが特色です
内陣には巨大な厨子があり 本尊として3体の
巨大な蔵王権現像(秘仏)を安置しています

また南北朝時代には南朝の中心地でもあり---
金峯山」とは 単独の峰の呼称ではなく
吉野山(奈良県吉野町)とその南方20数キロの
大峯山系に位置する山上ヶ岳(天川村)を含む
山岳霊場を包括した名称でありました


吉野大峯霊場
和歌山県の高野山と
熊野三山及び
これら霊場同士を結ぶ
巡礼路とともに
世界遺産
紀伊山地霊場参詣道」の
構成要素となっています



如意輪寺

如意輪寺は吉野町にある
浄土宗の寺で
山号は 塔尾山 本尊は如意輪観音
本堂の背後には 足利尊氏により
京を追われ 吉野の地で崩御された
後醍醐天皇の陵・塔尾(とうのお)
あまりにも有名です

The cherry blossoms are at their best now

                      

2008/04/06

元町・門前町 生駒聖天 参道の桜花

の花芽は 休眠打破の後--東京・関東
東海地方の開花は 3月22日 
大阪は3月26日 我が大和路も(3・26)
また東北地方・仙台は昨日(4・5)開花宣言

東北地方や北海道地方の
開花満開
平年よりも早い地点もある
見込みだそうです
東北地方や北海道地方の
今年の2月から3月の
気温は平年よりも高く 
特に3月はかなり高くなった関係もあり
気象庁発表の最新の季節予報によると
東北地方や北海道地方の今後の気温は 平年並か
高い見込みとのことです

桜花は 休眠打破した後 気温が高い程
花芽生長が早く進み開花が早まるとされています
つまり 桜は 夏頃に翌春咲く花のもととなる
花芽形成し 休眠に入り 
花芽は冬の低温に一定期間さらされると
休眠打破(気温が高くても低すぎても
休眠打破は起こらないとされていますが~~)
花芽は休眠打破のあと 温度の上昇とともに
生長し開花するとされています




例年の事乍ら
寓居から徒歩で
数分の距離にある
生駒聖天への参道でもある
元町の--古木の桜花群 
桜並木のトンネルを潜れる
充実感を満喫出来ました
ただ 町の古老の 御言葉によれば~~~
の咲く時期は勿論 常日頃からの手入れも
大変だそうです~~~

生駒聖天(宝山寺)への参道沿いの
古木の桜並木は 今年も見事に咲き誇ています
また宝山寺までの長い石段沿いには茶店や
土産物屋 旅館などが建ち並び昔ながらの
風情も楽しめます

歓喜天が守護神であり 「現世利益」の宝山寺は
商売繁盛等にも御利益が有ると言われ
多数の参詣者が集まって来られます

生駒山は 古くから神霊の宿る山として崇められ
役小角 空海の修行の地との伝承があります

真言律宗 正式名は 「都史陀山大聖無動寺」と言い
延宝六年(1678) 宝山湛海開山本尊は不道明王だが聖天さんと呼ばれる
大聖歓喜自在天への信仰が強いとされています


この寺の信仰は般若磐と呼ばれる
安山岩の突起に出来ている
洞穴に見る巨石信仰にあり
特に生駒市から南へ行った処から
見る岩山には ただならぬものを
感じるものです  






花見日和の 今日
生駒山麓公園では
「お花見弁当」もあり---
満開桜花の下
ふれあいセンターでは 
多目的広場・温水プール・テニスコート・フィールドアスレチック お風呂にと~~
今日多くの
御家族連れ等で賑わっています-----(2008 4.6)

*「生駒山麓公園 ふれあいセンター」
(以下 生駒市公式サイトより 紹介致します)
奈良県生駒市俵口町2088
生駒山麓公園ふれあいセンター
TEL 0743-73-8880、FAX 0743-73-8883
利用時間午前9時から午後9時
浴場利用:午前10時から午後6時
温水プール:午前9時から午後8時

生駒山麓公園の中核施設として市民に学習.文化活動
レクリエーションの場を提供するとともに 幼児から
高齢者まで市民相互のふれあいの場として
設けられた施設です
宿泊棟、研修室、屋内温水プール、
浴場などがあります このほか生駒山麓公園には
ゲートボール場、フィールドアスレチック
野外活動センター などがあります


The cherry blossoms are at their best now

2008/03/18

童子による炎の瀧-----二月堂 欄干の「籠松明」





大和ぶ~~
東大寺ニ月堂
(修二会)
(お水取り)

東大寺開眼の2ケ月前
つまり 752
天平勝宝4年

二月堂修二
悔過したとされるのが
修二会」のまりとされています

1250年以上に渡り連綿
現在に至るまで続けられています

また 東大寺二月堂修二会
二月美しいものにする」と言う意味も
あるとされています

修二会は 大きく分けて
2月20日~28日までの「別火」と呼ばれている「前行
3月1日-14日までの「本行」の前に
同じ火で煮炊きしたものをべたり
同じにあたったりするなるものもなるものも
伝播するので けることを意味するとのことです
手向山八幡宮宮司練行衆
別火坊入りや 参籠宿所入りに 先立って
台所・仏餉屋・浴室・湯屋のかまどの清祓を行い
のまわりを若狭井良弁杉に掛ける
注連縄に挿すを作られます




炎の瀧---二月堂欄干の

籠松明


眞竹の先に
杉枝を薄い松板で の様にして包み 藤蔓で縛った
籠松明」のさは60キロ~70キロ 
童子が肩に担いでゆっくりと石段を上り
天井に届くほどの先導された
練行衆ニ月堂がって行かれる~

おたいまつ」は 上堂する
練行衆道明かりともなり
練行衆は十一人いますが 処世界という役の者は
先に上堂して掃除など 準備をしているので
おたいまつ十本となります

この大松明作成は勿論のこと
練行衆のお世話をするのが
童子の役とされています

童子によってられた大松明修二会かれ
二月堂欄干からされると一斉怒濤
歓声が上がり 火の粉ると一年間無病息災だと
されています




{中灯 童子 敏丸}
昨年に引き続き 今年
大松明を持つ
童子を務められたのが
生駒の小生宅の
御近所に お住まいの
門谷敏也さんです


童子聖域に入ることを許された に近い子の
資格を持った人達であり
練行衆に 其々一人ずつ付かれます

柔道で鍛えられた屈強な体格ですが この日に 
昨年から 野球バットの素振り等で体調を
調整されている姿を良く見かけたものです

門谷さんは 二月堂大宿所
司童子下浦さんの指導のもと
大松明作成食事等 練行衆世話
昼夜を問わず多忙められた様です

開口一番 に「ったり練行衆の食事等一部始終の
世話をし乍も 大松明作成は勿論のこと
切り詰めた睡眠時間の毎日でしたね!
随分せはりましたね?」と 問えば~~~
傍におられた奥様 「そうや! だいぶせたね!(笑)」

火の粉らしながら 舞台けられてから
間もないことも有り 火照った赤ら顔の 敏也さんに--
しく成られましたね!」と言えば---
奥様曰く「元々顔が黒いんや!(笑)」と-----

二月堂で「修二の悔過」をしたりと 安堵感
溢れた仲睦ましい門谷ファミリィー御姿
垣間見た様な気が致します

また道行く御近所の人々も かなり興味を持たれており
和服姿のご婦人は「二月堂さんの 欄干で
この{おたいまつ}を振り回さはったのやね!」---と
ご主人(門谷氏)に 声を掛けられる
「そうや!」---と門谷さんは気さくに答えられて
いましたが


門谷さんには
火の粉を散らしながら
を走り抜ける時は
あまり派手演出
控えて下さい」---と 言われたそうです

二月堂牛玉 圭誠房や 達陀袋を始め
当日使用された 大松明 (7M)等のスナップ写真を
撮影させて頂きました



二月堂大欄干---頭上の
籠松明」(7M
火の粉を見上げた
あの時の大松明
身近
直接手に触れる事が出来ました
また あの日の感動が蘇えり~~~
 本当に有難う御座いました

       多謝! 多謝



法華堂三月堂)「北門」)芭蕉句碑

龍王之瀧」の前( 大仏殿の創建よりも古い
天平4年(733)
良弁僧正創建の「金鐘寺」の一堂である
法華堂三月堂)「北門」)にある
 芭蕉の句碑には---

 水取りや 籠の僧の 沓の音

ところが松尾芭蕉が貞享元年 伊勢・伊賀・
大和・近江を巡った-----
野ざらし紀行」の稿本写本の中でも
芭蕉 直筆とされている  『天理本』には
[籠の僧]ではなく [氷の僧]となっているそうです

 二月堂に籠りて(前書)
  水取りや 氷の僧の 沓の音

(*小生 天理大学付属天理図書館は地元でもあり
高校生時代から良く利用させて頂いていますが
残念乍ら 未だ 芭蕉 直筆とされている
天理本
原本を拝読させて頂いていませんが~~)

俳壇の大御所によれば
氷の僧だから名句だと言える! 
籠の僧とすれば 駄句に過ぎない!」とのこと-----


水取りや 井をうちめぐる 僧の息     大江丸


(東大寺二月堂修二会の行事)
修二会の行事--概要は以下の様にされているそうです
(*は閏年の時、翌日)
      12月16日 練行衆 交名発表
       2月12日 新入(しんにゃう)習礼
       2月18日 油量り
    別火 2月20日~28日*
   試別火 2月20日~25日*
       2月20日 練行衆試別火入り
       2月21日 内陣掃除 御輿 洗い 社参
             試みの湯 注連撒き
             結界の注連縄張り
       2月23日 花ごしらえ
       2月24日 上(じょう)七日壇供搗き
    2月25日 社参-八幡殿 大仏殿など-暇乞い
   総別火 2月26日*~28日*
         貝吹き合わせ 声明稽古 衣の祝儀
             香薫 大懺悔など
       2月26日* 総別火入り 糊炊き
       2月27日* 粟の飯 椿の花付け
       2月28日* 参籠宿所入り 大中臣祓
本行 日~14日 食作法
   六時の行法-日中 日没 初夜 半夜 後夜 晨朝
   大導師作法(神名帳)咒師作法
  上 七日 3月1日~7日 本尊「大観音」
       3月1日 授戒(じゅかい) 一徳火
            開白(かいはく)法要
       3月1日~4日 8日 籠松明作り
       3月5日 大導師作法(過去帳)
       3月5日~7日 走りの行法
   3月7日 数取懺悔 小観音 出御 小観音後入
  下 七日 3月8日~14日 本尊「小観音」
       3月8日 授戒(じゅかい) 法華懺法
       3月12日~14日 走りの行法 達陀
       3月12日 大導師作法(過去帳)水取り
  3月15日 お集会 開山堂参拝 達陀帽戴き解散
  
水取りや 瀬々のぬるみも 此日より    蓼太


東大寺ニ月堂修二会
お水取り)もわり

大和路がやって来ました









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