2010/08/01

志摩の果 安乗の小村 早手風岩をとよもし~伊勢.志摩. 伊良湖 行

美し国~伊勢.志摩~(椰子の実) 流れ来る---伊良湖      


志摩の果 安乗の小村 
早手風岩をとよもし
柳道木々を根こじて 
虚空飛ぶ断れの 細葉

安乗の稚児》 漂泊の詩人
伊良子 精白 詩集「孔雀船
(明治38)所収



美し国~伊勢.志摩~(椰子の実) 流れ来る---伊良湖       

五十鈴川 上流に御鎮座の 皇大神宮(内宮)
伊勢の山田の原に御鎮座の 豊受大神宮(外宮)
伊勢太神宮にて--『二拝 二拍手 一拝』


お伊勢さん』」の{おかげ横丁}を通り
鳥羽着~先ずは 熊野水軍 総督
九鬼嘉隆鳥羽の浮き城》及び
22年間 鳥羽の小浜で町医者として
過ごしたと言われる 漂泊の詩人
伊良子精白の旧家が鳥羽マリンパーク
移築されたと聞き炎天下の鳥羽駅を徒歩で出発!

明治10104日島根に生まれた 伊良子精白
(輝造) 明治326月に京都府立医学校を卒業~
鳥羽小浜で 漁村の治療に専念した医師でもあり---
ロマンチックな空想を基調--豊富な抒情性.物語性
伴った--18の詩篇だけを積んだ『孔雀船』を残して
明治の詩壇から 消え去った(漂泊の詩人)---
言われていますね!




『孔雀船』巻頭の 《漂泊
蓆戸に 秋風吹いて 川添の旅籠屋さびし
哀れなる旅の男は 夕暮れの空を眺めて
いと低く 歌いはじめぬ ~~~

《安乗の稚児》 
志摩の果 安乗の小村 早手風岩をとよもし
柳道木々を根こじて 虚空飛ぶ断れの 細葉




石垣だけが残る
熊野水軍総督
九鬼嘉隆
(鳥羽の浮き城)
《錦(二色)城》


大手門
{}向け--
{海側が黒色} {山側が白色}
あり《信長に頼られ家康に恐れられた》と
言われている--熊野水軍-九鬼嘉隆の居城
その後は内藤 土居 松平 坂倉~稲垣が最後の
藩主となったが 明治4年度会県に編入~




名残の鳥羽の浮き城》は夏休み中の現在--
親子ずれで賑わう鳥羽水族館を眺めるように
戦国 熊野水軍総督 九鬼 嘉隆の 栄華を偲ぶかの如
蝉時雨---石垣(城跡)だけが ひっそりと残っていました



実をとりて
胸にあつれば 
新たなり流離の憂~
伊良湖岬

高速道路・ETC割引などの
影響等々で
伊勢湾フェリー』は
今年 (2010)9月末で航路を廃止予定と言う報道を
宿泊でお世話になった (鳥羽ビューホテル)
《花真珠》のロビーで初めて知り~急遽 朝一番の
『伊勢湾フェリー』で島崎藤村の『椰子の実』でも
有名な 渥美半島の 伊良湖「椰子の実」記念碑へと~
《潮騒》の島《神島》や《管島》《答志島》巡り~~
炎天下の伊勢湾 (鳥羽市愛知県田原市) へと 横断 致しました



レンタ.サイクルで 伊良湖岬灯台 藤村の『椰子の実』渥美半島





思いやる
八重の汐々
いずれの
日にか
故国に帰らん
椰子の実」記念碑 

名も知らぬ遠き島より 
流れ寄る椰子の実一つ
 故郷の岸を離れて汝(なれ)はそも波に幾月

旧の木は生いや茂れる枝はなお影をやなせるわれもまた渚を枕
孤身の浮寝の旅ぞ

実をとりて胸にあつれば 新たなり流離の憂
海の日の沈むを見れば 激(たぎ)り落つ異郷の涙

思いやる八重の汐々  いずれの日にか故国に帰らん
(椰子の實)の本文--岩波文庫『藤村詩抄』(昭和27)


離郷遠寓椰樹国 
独有潮声似窮北
思郷念或熾即走海之浜
聴此熟耳響欝懐得少伸






森鷗外の訳詩集
於母影・思郷』~
この詩も独逸の詩人
カール・ボエルマン作を
思郷」と題して
意訳した---
漢詩から主題詩想を
借りてきているとされていますね!





我が家の 夏の味覚 トマトも
 灼熱の太陽の
恵みを受け 今年も豊作!

燦燦と注ぐ 太陽の恵みを受けている
我が家の 太陽光発電システム《太陽光 発電所)



我が家の 
夏の味覚
トマト
太陽の恵みを受け
今年も 豊作です
 ありがとう!




炎天を 槍のごとくに 涼気すぐ    飯田 蛇笏

炎天(まるで燃えるような天空)下を一本の槍の様に
涼気が過ぎていく---蛇笏師の眼には~~
灼熱の太陽 炎天下乍ら「のごとき」---
爽快感で満ち溢れて 鮮やかな表現ですね!


名も知らぬ 遠き島より 流れよる 椰子の実ひとつ・・》





LINK Lucky PAL ! (PAL is MY Family)
http://gogopal.blog98.fc2.com/
http://gen-okamoto.at.webry.info/
http://blog.goo.ne.jp/gogogen2000
http://blogs.yahoo.co.jp/gogogen2005