2012/02/01

災害.復興への祈願 ~《若草山》 幻想的な 祈り~炎の祭典

冬こもり  春の大野を  焼く人は
焼き足らねかも  我が心焼く{万葉集 巻七}


古都の夜空を彩る伝統行事「若草山焼き」は
新春.正月の 4土曜日と決めらましたが---
三笠山(若草山) 奈良公園界隈を仲間達と闊歩
していた{青春の頃}~奈良商業時代には例年
115日の{成人の日}と決まっていました

1月28日(土)お昼から若草山 山麓では恒例の
{鹿せんべい飛ばし大会} や奈良県のマスコット
キャラクター{せんとくん}と一緒に記念撮影会等が
催され全国各地から観光に来ら方々も
楽しんでおられました

午後5時頃~{奈良町奉行所役人}に扮した県庁の
職員.春日大社.興福寺.東大寺の関係者 45人の
聖火行列がシルクロード交流館を出発
水谷橋付近で春日大社の{神火}を松明に移し
野上神社の篝火まで火を運んでおられます

松明行列が篝火に点火~春日大社が山焼きの
無事を祈願する祭礼~東大寺興福寺の読経中に
篝火から大松明へ点火---大松明から山麓の
大篝火へ点火され~明治33年から続く---
伝統行事が粛々と行われました

寒中の古都の空に---打ち上げ花火は約600!
直径320Mの{尺玉}祈りの「炎のショー」
魁とも言えますね!

午後6時過ぎ~災害.復興への祈願~大和の新春の
夜空を焦がす素晴らしい《.幻想的な炎の祭典》
{山焼きを見ないと 新春が来ない}
{きれいに燃えれば 景気もよくなる}枯れ草に
点火されると瞬く間に山肌は燃え上がり
全国各地から20万人の方々が駆け付け
られたと報道されていますね!

春日野は  今日はな焼きそ  若草の 
つまもこもれり  我もこもれり{古今和歌集 巻一}
  
古都.奈良の冬の風物詩明治33年からの伝統行事
《若草山 山焼き》 は?

東大寺と興福寺の領地争い?
{史跡:鶯塚古墳}~若草山頂~
前方後円墳の霊魂を鎮める杣人の祭礼
若草山の幽霊を慰霊?
江戸時代に火を放ったのが始まり~

若草山を年内~翌年の1月頃までに焼かなければ
翌年に何か不祥事件が起こると考えられていた?
等々種々な説がある様ですが原始的な野焼きの
遺風~つまり 若草山の 芽生えを良くする為とも
数々 雑多に~語り伝えられていますね!

いずれにしても古都の夜空を彩る{若草山焼き}
明治33年から伝統行事として定着しています
皆さん方も萬葉のロマンを感じ乍らこの様な
《若草山》山焼きの起源を一考されては
如何でしょうか!
 冬隠 春乃大野乎 焼人者 焼不足香文 吾情熾

冬こもり  春の大野を  焼く人は
焼き足らねかも  我が心焼く
{万葉集 巻七}

春日野は  今日はな焼きそ  若草の 
つまもこもれり  我もこもれり{古今和歌集 巻壱}


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