2017/11/23

『人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり』 『七里浜 夕日漂ふ波の上に 伊豆の山々 果し知らすも 寸心』 {蹴上.琵琶湖疏水.南禅寺.永観堂}~(哲学の道)~{知は愛.愛は知}




 {晩秋の東山の麓~蹴上から分水北上する疎水.南禅寺水路閣.濃く鮮やか
紅葉の名所[永観堂]~若王子神社から始まり銀閣寺まで続く疎水に沿った
散歩道~錦秋の{哲学の道
知即愛.愛即知である」と説かれた京都学派創始者でもある哲学者.
西田幾太郎博士思索に耽り乍ら散歩されていた{思索の小径}
愛弟子田辺元や三木清等も好んでこの道を散策~「哲学の道」(1972)
文人の道⇒哲学小径⇒散策の道⇒「哲学の道」
『人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり』
法然院の畔に西田幾多郎博士の歌が石碑に刻まれていますね!
「哲学の道」~小生.思い浮かべるのは今秋の湘南.鎌倉行
[鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼は美男におはす~~
『鎌倉文士 前夜とその時代』(MY Web log)

江ノ電~稲村ガ崎と七里ガ浜の間.鎌倉高校前.江の島に続く七里ヶ浜海岸
西田幾多郎博士を記念する歌碑
丸みある形に造られた巨岩に先生作の歌が刻まれています

七里浜 夕日漂ふ波の上に 伊豆の山々 果し知らすも 寸心』
西田先生の姥ヶ谷の旧宅に記念碑の拓本が掛軸としてあり
六十有余年の親友鈴木大拙の撰文が判明したそうですね!

碑面の歌ノ作者 西田幾多郎君.ソノ性海ヲ愛シタノデ
末年ハ七里ヶ浜辺ニ居ヲ定メ波打際ニ沿フテ散策シツツ
思索シタノデアル.波ノ動キハソノ著作ノ中ニモ漂フテ居ルト
信ゼラレル.散策ノ際ニ出来タ此歌ニモ単ニ波ノ音ヲキキツツ
入ル日ヲ見.山山ヲ見タト云フダケデナク.又伊豆カラ出テ
鎌倉幕府ヲ開イタ頼朝ノ一生ヲ偲ブト云フダケデナク.
更ニ悠久ナル歴史ノ流レノ中ニ個人ノ影ヲ映シテ行クトノ
意味モ詠ミコマレテ居ルト考ヘラレル.君ハ単ニタダ思索スル
哲学者デナカッタ暖カイ生キタ心ノ持主デアッタ.
ソレデ此歌ハ歌人ノ作トシテデナク哲人ノ一面ヲ
現ハシタモノトシテ見ルベキデアラウ』(1951
(文 鈴木大拙)(.朝比奈宗源..坂倉準三.建安成三郎~)
人が環境をつくり.環境が人をつくる.知は愛.愛は知である}
旧制高等学校の生徒達には 代表的な必読書『善の研究』
善とは一言にていえば人格の実現である} (西田幾太郎先生)

[我々が自己の好む所に熱中するときはほとんど無意識である
自己を忘れ.ただ自己以上の不可思議力が独り堂々として働いている.
このときが主もなく客もなく.真の主客合一.
このときが{知即愛.愛即知である}と説いておられますね!
京都学派創始者でもある 哲学者.西田幾太郎博士!
哲学者の道~{ハイデルベルク}~ヘーゲル.カント. ショパン.
ベンダーリン.ゲーテ等々多くの哲学者.芸術家が緑の森に抱かれた古城、
赤い屋根の旧市街.蒼い川.橋・風光明媚な~[ハイデルベルク]
愛し賞賛していますね!
小生も欧州旅行の時訪ね勧奨したのが 素晴らしいハイデルベルク]
赤い屋根の旧市街でした
(Solidarity with Japan{全人類の未来に御加護を!
南独逸 ヴィース教会にて}(MY Web log)
[ハイデルベルク. ドイツ最古の大学の教授.学生達!
[哲学的な思索や瞑想に耽ったとされるハイリゲンベルグ[445m]
山を縫うような小道~{哲学者の道}
京都.蹴上から分水~琵琶湖疏水.南禅寺水路閣を経る{文人の道}が
哲学の道}と称される様になったのも一理があると思われますね!
Live and let live, I go my own way 
人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を吾は行なり
京都東山の麓蹴上から分水北上する疎水{南禅寺水路閣}
日本三大門「天下竜門」石川五右衛門「絶景かな」唸った
圧巻の紅葉約2000本の紅葉を経て寒暖の差が激しいこの地ならではの
濃く鮮やか紅葉の名所{永観堂}
若王子神社から始まり銀閣寺まで続く疎水に沿った散歩道.
錦秋の{哲学の道を訪ねててみました

蹴上~琵琶湖疏水.日本初.関西電力蹴上第二水力発電所
南禅寺}~重厚な三門[天 下 竜 門]~石川五右衛門が「
絶景かな」唸ったとされる圧巻の紅葉は約2000
煉瓦造りの{水路閣・法然院・方丈庭園 も絶景ですね!
[永観堂][禅林寺] ~岩肌一面に群生する「岩垣もみじ」
岩壁に生えている紅葉した木や草が素晴らしいですね!

奥山の 岩垣いはかきもみぢ散りぬべし
             照る日のひかり見る時なくて
              藤原関雄[古今集283]
「みかえり阿弥陀」~秋麗ライトアップも見事ですね!
哲学の道}に沿って流れる 琵琶湖疎水の畔で
大玉みたらしだんごの道大玉みたらし団子を賞味.晩秋の京都.東山
(哲学の道)の散策に興じた次第です
Live and let live, I go my own way 
人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を吾は行なり

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2017/11/03

[亀は千歳になると蓮の葉の上に遊ぶ] (槃龍背八角鏡)~{第69回正倉院展}(国立奈良博物館) {やまとし うるわし.おもしろし}[国民文化祭.なら2017.全国障害者芸術文化祭なら大会]



大和盆地の紅葉前線.大台ケ原から始まり北和の盆地部へ

紅葉.{}~落葉 広葉樹が織りなす 鮮やかな錦織

奈良公園 浮雲園地.ナンキンハゼは 煌びやかな紅葉です!






69回正倉院展}が催されている奈良公園 飛火野では
鹿が『錦繍』を謳歌.群れをなして戯れていました
{白帝}に誘わる様に 開幕日(10.28) 当日.午前9時の開館前.全国各地から
千人超の人達が 長い行列を作られていましたね!
{69回正倉院展}奈良国立博物館の長蛇の列に混じり遠来の方々とも談笑!
毎年 必ず正倉院展に足を運んでいますよ!と言われた方も数人おられ
朗らかに皆さん方『天平』の息吹を伝える数々の至宝を 心往くまで
鑑賞されていました
今年は初公開10件~北倉10件・中倉25.南倉20件.聖語蔵3~合わせて
58件の宝物が出陳されています
 [羊木臈纈屏風風]~樹下に羊を大きく表した異国情緒溢れ{聖武天皇}
ゆかりの(北倉)から出陳されます
(天平期)における西方文化の受容を顕著に物語る遺例として
特に注目され(記念切手)にも採用されていますね!

槃龍背八角鏡}[亀は千歳になると蓮の葉の上に遊ぶ](史記)
{聖武天皇}も御愛用された~(龍や山岳){不老長寿}
縁起が良い物とされていますね! 鋳造された鏡2面はいずれも
唐で製作されたと考えられ.海外の珍貴な品々に囲まれた
華麗な{聖武天皇}御暮らしぶりが偲ばれます   

[アッシリア]起源の楽器.箜篌の貴重な遺例である(漆槽箜篌)

[インド]に起源を持つ(迦楼羅の面).迦陵頻伽~最勝王経帙
異国情緒溢れる金銅水瓶~[伎楽面]
税として各地から貢納された麻布や絁~地方行政に関する文書や東大寺の
荘園に関する文書や地図等々も出陳されていますね!
緑瑠璃十二曲長坏}~全面に刻まれた細長い葉の中に蹲る()が2匹
鉛を多く含み硝子が多い中国産とされて来たそうですが()
イスラム硝子によくみられる文様!
この硝子は何所から来たのか謎に包まれている様ですね
{緑瑠璃十二曲長坏}は実際に使われた様ですね~[乾杯!
[緑瑠璃十二曲長坏]
飲まれた 美酒はどんな味か?~興味をそそられますね!

[障害のある人とない人が共に奈良から新たな文化を発信!
{やまとし うるわし、おもしろし}

{32回国民文化祭.なら2017}{17回全国障害者芸術文化祭なら大会}
(全国初一体開催)平成299月から11月迄.伝統文化.歴史文化.音楽.美術等
多彩な催しが.華やかに展開されています
県内全39市町村で.ステージ.アートイベント.シンポジウム.障害のある人と
ない人が一体となってイベントを積極的に盛り上げています!
歴史と文化の豊かな蓄積を誇る日本文化の始まりの地奈良のブランド力を世界に発信!

{やまとし うるわし、おもしろし}
2020年の東京オリンピック・パラリンピックへ繋ぐ全国初の一体開催です
文化の祭典で彩られる大和を満喫して下さい!
燦然と輝く{正倉院}~至宝の数々!シルクロードの終着点{天平文化}
煌めきを現在迄も伝える~{正倉院宝物}を鑑賞出来る貴重な機会ですね!
大和路{錦秋の一日}『錦繍』謳歌されては如何でしょうか!

秋芽之落乃乱尓呼立而 鳴奈流鹿之音遥者
湯原王 鳴鹿歌一首}(萬葉巻八1550

秋萩の 散りの乱ひに 呼びたてて
         鳴くなる鹿の 声の遥けさ 

奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 
       声きく時ぞ 秋は悲しき{猿丸太夫}『古今集』

藤皇后天皇に奉れる御歌} 光明皇后.御製
   吾背子と 二人見ませば 幾許か
          この降る雪の 嬉しからまし (萬葉 巻八1658
葡萄美酒夜光杯 欲飲琵琶馬上催{王翰}涼州詩{夜光杯}

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