『大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山 登り立ち 国見をすれば国原は煙立ち立つ
海原は かまめ立ち立つ うまし国そ あきづ島大和の国は』(舒明天皇)萬葉集巻壱-弐)
山上臣憶良 秋野の花を詠む歌二首
『秋の野に 咲きたる花を 指折りかき数ふれば
七種の花 萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花
また藤袴 朝貌の花』 (萬葉集 巻八 1538)
[萩.桔梗.葛.藤袴.女郎花.尾花.撫子] 秋の七草に誘われる様に心地良い大和三山の麓
(瑞穂の国)たわわに稲穂が実る大和路! 『実るほど 頭をたれる 稲穂かな』
三大香木~春は(沈丁花)(夏は梔子)秋は(金木犀)
遠くまで香りが届くことから 古くは(千里香)と呼ばれた (金木犀)の仄かな香りに
誘われ~再度(Go To Travel) 旅にでも駆られそうです
『萬葉集』には金木犀を(桂)~「若楓の木」と詠まれ(金木犀)の桂は 高貴な香木
『好日や 金木犀の 花いきれ』 (鷹羽狩行)
『本草図譜』(江戸時代)には「木犀」異名に「九里香.天香」「黄色の 小花族性し
香気四隣に及ぶ頗る瑞香に似たり」と記されている様です
「桂花.丹桂.厳桂.銀桂」と称され(丹桂)は金木犀(銀桂)は銀木犀を指します
中唐の詩人.王建の「十五夜望月」(唐詩選) 「冷露声無く桂花を湿す 今夜月明人
尽く望むも~」と詠じていますね
『秋萩の 散りの乱ひに 呼びたてて
鳴くなる鹿の 声の遥けさ』
(湯原王 鳴鹿歌一首)(萬葉巻八1550)
正倉院.宝庫の錠を年に1回解く[開封の儀] シルクロードを経て伝わり聖武天皇が残された
宝物集めた 正倉院で年に1度宝庫の封を解く「開封の儀」が行われました(10月7日)
勅使の侍従をはじめ宮内庁関係者らが参列 手を水で清めた後階段を上り宝物を
納めた六つの部屋の扉に結ばれた麻縄を切って封を解き 12月3日の[閉封の儀]迄
正倉院宝物の 点検や調査.防虫剤の入れ替え等が施されます
「漆金薄絵盤」「長斑錦御軾」[白銅柄香炉」等55件が 奈良国立博物館(登大路町)
第73回正倉院展. 10月30日~11月15日)に出展されます
「第73回正倉院展」今年は 新型コロナウイルス感染防止の為入場制限等があります
観覧には(前売日時指定券)の 予約.発券が必要で当日券の販売は無く前売日時
指定券の販売は9月25日(土)午前10時からです.指定された 日時以外の
入館は出来ません
(入館前)に(検温を実施.マスクの着用) 展示会場内の混雑を避ける為1時間程度を
目処に鑑賞をお願いいたします. 各時間枠の入場開始時間は大変混雑します
本展は入替制ではありませんので前売日時 指定券に記載された入場可能時間内に
分散してご来館お願いいたします
入館待ち列にお並びいただけるのは入場開始時間の10分前からです(奈良博物館)
小生は第73回正倉院展の日時指定券を確保出来ましたが 皆さん方も事前の準備滞りなく~
燦然と輝く(正倉院.至宝) 天平の粋.至宝輝く シルクロードの終着点
現在迄も伝わる(天平文化) を鑑賞出来る貴重な機会~待ち遠しいばかりです!
足引之 山河之瀬之 響苗尓 弓月高 雲立渡
『あしひきの 山川の瀬の 響るなへに
弓月が岳に 雲立ち渡る』
柿本朝臣人麻呂之歌{萬葉集 巻7-1088番}
『みはるかす 瑞穂国原 穂走れり』(石塚友二)
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