2021/12/15

国の宝.美術品の散逸を防ごう(藤田 傳三郎)陽気を孕み春の胎動を助く~神農の虎ほうほうと愛でらるる (陽気を孕み春の胎動を助く)冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力にあふれ 華々しく生まれる・2022年の干支「壬寅」

       『熱燗を 嗜み臘虎の 襟を立て』(久米正雄) 

(2022年の[六十干支]「壬寅」は「陽気を 孕み春の胎動を助く」 

冬が厳しいほど春の芽吹きは 生命力にあふれ 華々しく 生まれる

ことを表し寅は 十二支の中でも辰と並び (四聖獣)に列し

 「コロナ対策に追われた 一年だった.平常が戻って来る事を 

お祈りしました」(唐招提寺)

(岡本元興長老)が言われている様に新型コロナウイルス退散の 

迎春を祈願致したいものです

   『神農の虎ほうほうと愛でらるる』(後藤夜半) 

『伎芸天ほの初冬の光 格子より』そんな青邨の俳句を瞼に浮かべ乍ら

登大路の  奈良国立博物館へ急いだものです!

 

    名画の殿堂 藤田美術館展―傳三郎のまなざし― 

2019年春の奈良国立博物館.特別展「国宝の殿堂 

藤田美術館展」の続編で(藤田美術館.所蔵品)で絵画作品を中心とした

名品が一堂に紹介されており 全74件の展示作品中.初公開作品は

23件もあり 藤田美術館外での初公開となる作品は19件ですね 

蔵の美術館『藤田美術館』FUJITA MUSEUM 

藤田美術館 20224月リニューアルオープン予定ですが~明治から

大正時代に掛けて建てられ 藤田家邸宅の 蔵を改装.邸宅のほとんどを

焼失し1945年の大阪大空襲でも延焼を免れ美術品を守り抜いた蔵で

新たな 藤田美術館も60年余り親しまれてきた~[蔵の美術館] 

[この際.大いに美術品を蒐集し.かたわら国の宝の散逸を防ごう]藤田 傳三郎 

幕末期に長州藩の尊王攘夷運動奇兵隊に参加.維新後大阪に移り 明治2年 

軍靴製造を始め陸軍用達業者⇒西南戦争で利益を~14(1881)

藤田組を創設⇒鉱山業を中心に諸事業を興す

大阪紡績.阪堺鉄道等の創設にも参加し大阪商法会議所(大阪商工会議所)

第二代会頭(初代会頭五代友厚)を務め 関西財界の巨頭と言われ 

明治44(1911)男爵大阪財界に大きな功績を残しています 

(藤田傳三郎)は若い頃から古美術への造詣が深く茶道具に対する

鑑識眼は卓越していたと云われ能や茶道をはじめ日本文化を好み

邸宅には(能舞台)や沢山の(茶室)を構え維新後の廃仏毀釈で

歴史的な 仏教美術品の数多くが海外への流出に憂慮これを

阻止する為にも 膨大な 財を投じたと言われていますね

 

BSフジ(近代の岡山を拓いた男.藤田傳三郎)[明治の実業家.藤田傳三郎は

自らの 命運を賭して岡山県.児島湾干拓の 難工事を完成に導いた近代の

岡山を拓いた功労者(藤田傳三郎)の知られざる姿に迫る]として

報道されました! 


      名画の殿堂 藤田美術館展-傳三郎のまなざし-

 『本展ではコレクションの礎を築いた藤田傳三郎がどのような意識を

もって 美術品蒐集を行ったかに注目し 各時代の名品を展示いたします

近年藤田美術館と 奈良国立博物館が共同で行った所蔵絵画の調査で

確認された 隠れた名品群 国宝.重要文化財に指定される コレクションを

代表する絵画作品と共に隠れた名品をご覧頂きます

20224月に控えた藤田美術館のリニューアル前に コレクションの

魅力を一層 深く味わって頂く機会となれば幸いです』

(奈良国立博物館) 

『大獅子図』(竹内栖鳳筆) 明治35(1902

京都画壇の巨匠.竹内栖鳳の代表作

明治3334年の渡欧後 ライオンの絵が評判に日本画の技法で金地を

背景に堂々としたライオンの姿を描いています

藤田美術館の 近代絵画を代表する傑作 

『吉原通図』(鳥文斎栄之筆) 江戸時代

隅田川を渡り遊郭吉原へと繰り出す男性2人 隅田川を渡る様子を墨のみで

穏やかに描き 吉原に到着するや華やかな着物を身に纏った女性が集う

鮮やかな色彩の世界を~水墨から彩色表現へと転換する対比が面白いです

 

(奈良国立博物館・東新館)では  天平彫刻の名品~聖林寺の国宝.

十一面観音菩薩立像大神神社付属の大御輪寺伝来の仏像

大神神社の自然信仰を示す三輪山の禁足地の出土品などを

展示されています

     『神農の虎ほうほうと愛でらるる』(後藤夜半) 

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