『十二月には 沫雪降ると 知らぬかも
梅の花咲く
含めらずして』
(紀少鹿女郎)『万葉集』
巻8-1648
十二月尓者 沫雪零跡 不知可毛 梅花開 含不有而
冬銀河到来~天の赤道には『Orion』(ベテルギウス)(リゲル)
『三つ星』(冬のダイヤモンド)冬の大三角~美しい冬の星座を
仰ぎ乍ら~霜月神楽 凛とした『師走壱日』を迎えました
信ずべし貴ぶべき山『信貴山』千手院「大根だき会」
「コロナ禍で不安な時期だからこそ心が穏やかでいられるように
お参りしてほしい」(井上卓勝院代)
信貴山大本山千手院の境内では 厄よけや長寿を祈願する護摩が焚かれ中.
直径60センチの大釜で 輪切りにした大根がじっくりと炊かれました
大根を食べると 中風の防止に役立ち 長生きができるといわれ.境内で
僧侶らによる読経が響き大鍋でかつおと昆布のだし汁で煮られた大根が
おわんに入れ振る舞われました
今年1年 無難に暮らせた事への感謝! 来年も 無事息災であるよう
お年寄り 家族連れの参拝者らが 息を吹きかけ大根をほおばった
千手院の「大根だき会」は三重県の農家から奉納された大根を振る舞った
のがきっかけで 大根だき会は12日.19日午後1時も行われます
『千本釈迦堂.諸病除けの 梵字を書いた大根炊き』
「千本釈迦堂」は通称で、「大報恩寺」が正式名称.釈尊が 菩提樹のもとで
瞑想され悟りを開かれた日!
京都.上京区『千本釈迦堂.諸病除けの大根炊き』は12月7日~8日が
予定されておりますが令和3年の大根焚きも中止となり(成道会法要)のみ
行なわれます
鎌倉時代.千本釈迦堂の僧~(慈禅)が 法要の際!
大根の切り口に梵字[息災祈願]を行なったのが起源 今も梵字を書いた
大根を加持祈祷した後切り分け炊き込んだ 大根をいただくと冷えた
体も芯から温まり 現在まで庶民的な風習が脈々と続いています
2020年~2021年は新型コロナウイルス感染拡大防止の為.千本釈迦堂は
法要のみ行われ大鍋で炊かれた大根を食べると《諸病除け》になると
言われる(大根炊き)は 中止となりましたね!
『聖天のお下がり大根もらひ来る』(奥田茶々)
生駒聖天さんの好物である大根をお下がりで頂き厄除けも兼ね 身体に溜まった
毒を祓いお神酒で炊いた大根に宝山寺味噌を酒で煮詰めたタレで参拝者に
振り舞われる『生駒聖天大根焚き』~蕭々として師走壱日を迎えましたが
令和3年も 新型コロナウイルス感染症の影響により中止になりました
『現世利益』商売繁盛等にも御利益が有ると言われ 全国各地から今年も
信仰心の厚い多数の参詣者が集い談笑を交え乍 (心身の毒を取り除く)と
言われる(大釜)で⇒例年なら薄味に炊かれた 大根には絶妙な風味の
(宝山寺 味噌) 例年ならタレをかけた1500本.8千食分のふろふき大根が
参拝者に振舞われていましたね!
『歓喜天』~(吉凶禍福を祈る 現世利益の効験は 秘法中の秘法とされる
聖天法の浴油供など真剣な修法を通して はじめて達成されるもので~
生駒山聖天は有名な霊場)~『国史大辞典』より
中大兄皇子の母 皇極天皇が 斉明天皇として再び即位された年(六五五)の
記録にもあり 悠久の時代から生駒山は 神霊の宿る山----
今も山中には お瀧場として霊場が点在し 弘法大師以後 般若窟は生駒山中の
霊場の中心寛平年間に生駒仙という者がいて 菩提を求め行をしたと
されていますね
『大根焚 食べて五体の暖まる』 (廣田天涯)
『棒鱈の ねぢれ師走の 錦市』(森ひろ)(馬醉木)
『冬の雨柚の木の刺の雫かな』(蕪村)[夜半叟句集]
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