2023/02/08

『大和また 新たなる国 田を鋤けば』⇒風雪に耐え. 百花に魁て咲く (梅)の力強い生命力 (盆梅展)~朱塗の回廊.王朝絵巻 [春日大社 節分萬燈籠] 

              『天深く 春立つものの 芽を見たり』(加藤 楸邨) 

(北の大地では3年ぶりに雪と氷の祭典さっぽろ雪まつり札幌市で開幕(11日迄)

大通公園と 繁華街 ススキノで高さ10m超の(大雪像)5.ネオンに輝く(氷像)

 盛り上がっていますね [雪像100]

雪像エリアにには 大谷翔平選手の雪像もあり 海外ネットは (ショーヘイ)

ならぬ     {スノーヘイ} 


                大和盆地では『山焼きを見ないと新春が来ない』


地元の人達が言う 明治33からの 伝統行事『若草山焼き』春日大社.興福寺.

東大寺の 神仏が習合し鎮魂.慰霊や防火平和を祈る 古都.奈良の

[冬の風物詩]も無事終了しました

 

風雪に耐え.百花に魁て咲く()の力強い生命力癒しと元気を与えてくれる

城下町.(大和郡山)春を呼ぶ「盆梅展」が始まっています(312日迄)

      第20回 大和郡山 盆梅展 ~312[日曜日]

 筒井順慶.築城の『郡山城』大和.和泉.紀伊三ヶ国.百万石の太守として

豊臣秀長[秀吉の弟]が大和(郡山城)に 入城したのが 天正13(1585)

享保9(1724) 柳澤吉里が甲府より郡山に国替え入城し 桜樹を補植し.

以来毎年 春の開花期には藩士.町民達の楽しみであったと伝えらる

郡山城は 内堀...外堀という三重の堀に囲まれ 惣堀の構えを持ち.

城郭の中心部や武家地.城下町配置されていました 

   『城をやや 距たるからに 藪かすむ』(山口誓子) 

(しだれ梅)を始め. 郡山城跡内に さまざまな梅があり.江戸時代「梅林門」

呼ばれていた追手門に花をそえています.

郡山城跡の追手門.追手向櫓.多聞櫓を会場に開催される[大和郡山 盆梅展]

大和郡山市内の愛好家が丹精込めて育てた「盆梅」120

日本でもめずらしい[お城の櫓]の中で堪能でき 花の香りが漂う室内は

毛氈を敷き.金屏風を背に「悠妃.信玄」等 人気の盆梅が飾られています

盆梅展の期間には庭の しだれ梅 も咲き頃に~ [盆梅展]は大和郡山.

冬の風物詩となっています 

      『大和また 新たなる国 田を鋤けば』(山口誓子)

 

菅原道真公は身に覚えの無いない罪で突如左遷後に.朝廷でも無実が

証明され 人から神様の位に昇られた道真公は.太宰府天満宮

永遠に鎮まり「学問の神様」「至誠の神様」として現代に至るまで

永く人々に敬われています 

菅原道真公生誕の地.菅原天満宮(奈良)(盆梅展)  早咲きから遅咲きまで

楽しめるよう.130200鉢を順次入れ替えて展示されています.

樹齢5070年の盆梅が 中心ですが.雲竜梅~八重咲きの白梅

くねくねと折れ曲がる枝が特徴ですね.

 菅原八宝梅~.ピンク.紅色.八重や一重の梅8種が咲き.開花時期が

そろうよう接ぎ木.~

手前が雲竜梅枝がくねくねと折れ曲がっている


朱塗の回廊.王朝絵巻~『春日大社 節分萬燈籠』コロナ禍の影響で3年ぶりに 

参拝者を迎えて境内の (燈籠)3000基に 火がともされました. 

平安朝の頃から庶民信仰が厚く藤原氏を始め 一般国民から奉納された

境内にある3000基!

萬燈籠--古いのは 釣り燈篭で藤原頼通の寄進した瑠璃燈籠(1038)

石燈籠では若宮社の南方にある藤原忠通の寄進した柚木燈籠 (1137)

また 飛火野横の参道には立派な2つの(大燈籠)がありますね! 

午後5時頃.花山院弘匡宮司が 本殿前の燈籠に火をともしたのを合図に.

神職.巫女が 回廊内釣燈籠約1000基に点火され境内では奉仕者が

石燈籠約2000に火をともされ 3000基! 全ての (萬燈籠)に 

火が灯されました. 

まるで 王朝. 幽玄の世界が繰り広げられ 本殿周辺は釣燈籠が並び朱塗の

回廊を照らし 恰も艶やかな平安朝の王朝絵巻の様ですね! 

燈籠が整然と並ぶ 二ノ鳥居から神苑付近も《蝋燭の明かり》が大和.春日社の

[冬の夜]照らし {幽玄の世界}が繰り広げられます 

『萬燈籠』江戸時代末頃までは (常夜灯)油料の続く限り毎晩燈されました

また{雨乞祈願}にも万燈が行われた!との記録がある様ですね!

萬燈籠は明治維新後一時 廃止されたが 明治21年から再興され

『節分と御盆』の年2回 点火されています 

近年は (中元萬燈籠)814,15

(節分萬燈籠)2月 節分日

節分萬燈籠.諸願成就の祈願祭で舞楽が奉納されますが2023年は中止! 

   [鹿紋様 しんしんと透き 万燈会]  [杉の秀に オリオン星座 万燈会]

        「節分万灯籠の思い出」(井浪 立葉) 

            

                 『東より春は来ると植ゑし梅](高浜虚子) 

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