あしひきの 山の木末の ほよ取りて かざしつらくは
千年寿くとそ」 (大伴家持) 『万葉集』巻十八
炎の祭典(若草山焼き) なら瑠璃絵.天平勝宝4(752)年から途切れること
なく続けられている [東大寺二月堂修二会](お水取り)等ですが
若草山焼きーなら瑠璃絵の間を埋める形で 2016年から始まったのが
「奈良 大立山まつり」
「奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」新しいお祭りです.
会場は当初は[平城宮跡.大極殿]前でしたがその後 平城宮跡の一番南側の
[朱雀門ひろば]周辺になりさらに2021年は映像配信のみ.2022年は
御斎会のみ[平城宮跡公園]で行われ 3年ぶりの 現地開催です.
オープンした[県コンベンションセンター]と メイン会場だった
[平城宮跡朱雀門ひろば]の 2つのエリアに分かれます.
「奈良ちとせ 祝(ほ)ぐ 寿(ほ)ぐまつり」の由来は 『万葉集』に「あしひきの
木末の ほよ取りてかざしつらくは千年寿くとそ」(大伴家持 巻18)と
いうヤドリギを髪に挿して 千年続く命を祈った歌があり⇒長寿を祝う
言葉の響きと意味より.祭りに集まる皆さんにも そうあってもらいたい--
「撥雲見天(はつうんけんてん)」
ことのたとえであり、この おまつりをきっかけに 世の中に光がさす
ようにとの願いを込めています.皆様に明るい光が届きますように・・
「大立山まつり2023 奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」
“奈良”の地.豊かな食文化.伝統行催事.美しい社寺や自然で溢れています.
彩り多き奈良に息づく.時代を越えた魅力をみんなで楽しみ. そして
味わえる祭りですね!
行われてきた 風習 [立山]
大立山(四天王)に加え.県内各地域の立山が紹介展示され.
広陵町の「大垣内の立山祭」専光寺で毎年.8月24日に行われる
地蔵盆の祭で伝統の立山(作り物)等が 奈良県コンベンション
センターの屋外「天平広場」にて展示されます.
飾りつけたものたもので.これを立てないと.病気や事故が
起きるとされ~無病息災を願う.身代わりとして.江戸時代に
始まったという説があります.
「奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり」は. 連綿と続く奈良県内等の[伝統行事]が
一堂に見られる機会で吉野山.金峯山寺の[鬼火の祭典]⇒鬼を仏道に
迎え入れる新春の風物詩. 吉野山の金峯山寺の節分行事で毎年.2月1日~
3日に行われています.
[鬼火の祭典]では [鬼の調伏式]があり「鬼は内、福も内」と唱え.
全国から追われてきた鬼達を迎え入れていますね.
伝統行催事や ゆるキャラステージの他に奈良の歴史を楽しく学べる
[大極門360°パノラマビジョン]等のバーチャルコンテンツもご用意
見事にグランプリ!
厳冬期の奈良も満喫出来ますね!
古都.奈良の明治33年から続く伝統行事「若草山焼き」
明治33年から続く 伝統行事・古都の炎の祭典!
春日大社と興福寺.東大寺の神仏が習合し先人の鎮魂と慰霊.奈良の防火と
世界の人々の平安を祈る行事として行われています.
[コロナ禍]により2020年は規模を縮小して行われ 2021年は初めて
観覧を事前登録制にして実施され~
今年(2023年)は感染防止を徹底し通常通りの開催!
春日大社境内 飛火野で大とんどの火を採火する
「御神火奉載祭」や御神火を若草山麓まで運ぶ[聖火行列] 山麓の野上神社で
行事の無事を祈願[野上神社祭典]などが行われました.
午後6時15分から15分間.約600発の花火が 打ち上げられ.同6時30分に
約33ヘクタールの若草山の草地で 奈良市消防団約300人が松明を持ち.
法螺貝やラッパの合図で一斉に草地に点火
続けたが広がらず燃え方は全体の約10%にとどまった様子です.
焼け残った草地は2月に改めて焼き直される.
少し残念だったが山焼きを見ると一年が始まったという気持やな!]
地元の人々の中に こんな声も聞かれましたが 奈良全体の防災.
世界の人々との平安を祈願!⇒約600発もの打ち上げ花火!
傘をさし乍ら多くの観光客が山肌に広がっていく幻想的な
{若草山焼き}~古都の早春の伝統行事です
『山焼きを見ないと 新春が来ない!』
春日野は 今日はな焼きそ 若草の つまもこもれり
我もこもれり {古今和歌集 巻 壱}
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