2023/09/23

(天地の恩.国の恩.師の恩.父母の恩のの四恩に感謝を捧げ. 先祖の供養と 家庭の安全を祈願 ⇒ 山全体を 萬の灯で覆い尽くす法要.参道を照らす. 心を繋ぐ六百基の燈籠「生駒萬燈会」

 


       『難波門を 榜ぎ出で見れば 神さぶる 生駒高嶺に   雲そ たなびく』

                                    (大田部三成)   [萬葉20-4380] 

生駒山655年に役行者が開いたとされる修験道場. 八千枚の 護摩木を焚いて 国家の

安泰を祈る大護摩会式宝山寺開祖.湛海律師が行った 護摩供養に因み 歴代の

山主によって心願成就を祈る法要が三百年以上続けられています 

(弘法大師.空海も修行したと伝わり江戸時代には宝山寺は 商売の神として 大阪商人の

信仰を集めるだけでなく京都の皇室や 江戸の徳川将軍家.郡山藩主柳沢家の

祈願もあった聖天信仰の霊場. 

百年前に大軌鉄道 (近畿日本鉄道株式会社)生駒山のトンネルを開通.奈良線の電車が走ると

生駒駅から 生駒聖天 宝山寺の参道には 参拝者向けの商店が立ち⇒生駒駅から1.5km続く

参道の階段は 改修工事を重ねながらも 宿や飲食店が残る街並みになっています. 

[天地の恩][国の恩][師の恩][父母の恩]四恩に感謝を捧げ.先祖の供養と家庭の安全を

祈願して.山全体を 萬の灯で覆い尽くす法要が催されています 

923日に[生駒万燈会]が開催され 生駒聖天参道に 六百基の燈籠と1万個のローソクの

明かりが灯ります. 



参道を照らす心を繋ぐ燈籠.祈りを込めながら 御彼岸の夜の散策も一興ですね! 

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2023/09/01

(秋艸道人.会津八一は大正13年最初の歌集.渾身の「南京新唱」⇒(奈良)は京都からみて南の都ですから[南京]~開館50周年記念 [富本憲吉展のこれまでとこれから] (奈良県立美術館)



    『いかるがの  わさだの くろに  かりほして はに ねらす 

                                  らむ ながき ながよを』 (会津 八一)

                                      歌集「鹿鳴集」に収載 


斑鳩の 早稲の田んぼのほとりに仮の庵をつくり 陶土を 捏ねているのだろう.秋の夜長に

会津八一は 冨本憲吉の生家.  奈良県の安堵村に窯を築いていた  富本を 大正10年頃に

訪ねていたのですね


秋艸道人.会津八一は大正13(1924)最初の歌集 渾身の「南京新唱」を刊行.(奈良)

京都からみて南の都ですから(南京)と呼称されています.

丸い窓絵の農家の挿絵風景紋様に類するも~大和の百姓屋.富本憲吉氏と記載されています

 


        『富本憲吉展のこれまでとこれから]   (奈良県立美術館)

 


昭和48(1973)3月 竣工した 奈良県立美術館の開館を飾ったのは「富本憲吉展」

富本憲吉(18861963)は 奈良県が生んだ 近代陶芸の巨匠⇒奈良県立美術館は

1973年の開館以来「富本憲吉展」を延べ14回開催.15回目となり館蔵品100点余に人蔵や

文化庁. 国立工芸館.京都国立近代美術館石川県立美術館. 兵庫陶芸美術館等から 

磁器を中心に180点の作品を展示しています.

 [富本憲吉の生涯と作品]  [図案家・富本憲吉]  [生活へのまなざし]の3つの章立て~

東京美術学校(現東京芸大)図案科を卒業後.英国に留学.帰国後.陶芸家バーナード.

リーチとの交流を機に自宅裏に窯を造って陶芸の道に進む.

 


大和.安堵時代(191326)  東京時代(2646京都時代(4663)と呼ばれ [大和時代]

独学で楽焼から土焼.白磁.染付と作域を広げていった.




初期の展示作品に『楽焼葡萄模様鉢』(1913『楽焼草花模様蓋付壺』(14).

大和時代の作品には素朴な文様のものが多く~

東京時代には九谷焼の窯元で色絵磁器の研究.制作に没頭.以降 華やかな色絵の作品を~

 


『色絵木蓮模様大皿』(1936)の底面には「於九谷 試作」の文字. 富本の 作陶人生で

大きな転換点となった作品の一つといわれ 東京時代には蔓草のテイカカズラの花から

四弁花の連続模様も創作.

代表作に『 色絵四弁花更紗模様六角飾筥』『色絵金銀彩四弁花文飾壷』1960)等々~

 50年にわたる富本憲吉の陶業は近代陶芸の先駆者としての挑戦の連続だった言えます

 

         『帽子 すこし曲げかぶるくせ 秋の風』  (久保田万太郎)

 


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2023/08/16

(烈日の光と涙 降りそゝぐ.大文字や あふみの空も ただならね.蕪村 [蕪村句集] (山の端に 残る暑さや 大文字) 宋屋「瓢箪集」『送り火の(大)真紅にて 蚯蚓脹れ』 (山口 誓子)⇒江戸時代初期に始まった.送り火行事 『京都 五山送り火』

         『烈日の 光と涙  降りそゝぐ   (中村草田男)

暴風雨に見舞われ近畿地方を縦断した台風7号  816日は [オショライさん]

呼ぶ魂を.再び あの世へと 送り出す「五山送り火」

(如意ヶ嶽)(大文字山)の中腹で 点火され古都の夜空には綺麗に

「大」の字が現れました!

反時計回り (妙法)(船形)(左大文字)(鳥居形)に火がともされ⇒室町時代以降

壮大な京都の伝統行事⇒「葵祭」 「祇園祭」 「時代祭」と並んで京都四大行事の

一つ 古都の夏の風物詩ですね!

 江戸時代初期に始まったとされる[送り火行事最初は 地域ごとの 信仰の

もとで育成され文字や絵.点火迄の風習や点火の仕方が それぞれ異なり.

村人達の心に「見せたい 人」がいたから  (佛教大学歴史学部. 八木透 教授)

京都全体の行事になり ⇒ 更に 多くの人達に美しく見せようという意識が

高まったと思います.それぞれの村には 思い浮かべる(オショライさん)があり,

現世で見送る人達がいる.

昨年「大」の字の主たる6点に点火した事も.伝統を絶やさない為に 規模を

縮小しながらも.知恵を絞り創意工夫した(送り火)の精神の現れ~ 

『それぞれに灯し方が違うのは. どうすれば美しく 格好良く火を灯せるかと

いうことを追求した結果で.見る人を感動させるために趣向をこらす~

思想は 京都独特のもの~(祇園祭)はその典型ですが 送り火は[火の風流]

表現されたりします」(佛教大学 八木透教授) 

「火には『祓い』の意味もあります. 室町時代から 戦などで たくさんの人が

亡くなると火を灯して御祓をして来ましたから.....

 『もし 火が灯らなかったら.  京都に何が起こるかわからない』

(保存会の古老 談)  火を灯し続ける事で.人々の 無病息災を願う(送り火).

そんな 強い意志で灯されているんです」(八木教授)

京都を囲む山々6つの 絵と文字が 炎で描き出される瞬間.亡き人の帰り道

明るく照らし 見送る人の心を揺さぶり.古都を厄災から守らんとする決意の火.

途絶えることなく灯し続けた 火は.送り火の未来を支える大きな力となる! 


      『送り火の 「大」真紅にて 蚯蚓脹れ』 (山口 誓子)

 お盆.盂蘭盆に関係する 盂蘭盆会は 元々[盂蘭盆経]に基づき苦しんでいる

亡者を救う仏事だが. 日本では魂たま祭りと習合して.祖先を供養する 仏事に

なったと言われています.

盂蘭盆会はかつて 旧暦の 715日を中心に行われていましたが.

明治維新後の改暦により815を中心に行われることが多く

(五山送り火)も 改暦により.816に行われるようになりました. 

夏の夜空を(五山)東から 西へ 燃え上がり⇒御盆に迎えた精霊を送ります

  西賀茂船山にて灯される『舟形』

上賀茂橋(玄以通)が一番 舟形を見るのに適している様で上賀茂橋は北を

見れば大きく舟形が見え南には(大文字)が~舟形の水鏡も楽しめそうです

(オショライさん)『舟形』に乗られ無事にお帰りになる事を祈り~(合掌) 

古都の夜空には綺麗に「大」の字が現れ 室町時代以降の 壮大な京都の

伝統行事「葵祭」 「祇園祭」 「時代祭」と並んで京都四大行事の一つ古都の

夏の風物詩ですね!

小生は [BSプレミアム.BS11][京都放送]で魅せられました

皆様方は如何でしたか!  

        『山の端に 残る暑さや 大文字』 宋屋「瓢箪集」 


(春日大社)3000基の灯籠に~[中元万燈籠] は回廊内の釣り燈籠のみ点灯!

幽玄の世界に導く 春日大社(花山院弘匡宮司)「中元万燈籠」暴風雨に

見舞われた台風7影響で14.15の両日とも.参拝者の安全確保の為中止され

14日は閉門後.回廊内の釣灯籠1000基のみ点灯.非公開で神事が行われました 

奈良大文字保存会は高円山で15日夜に営まれる「奈良大文字送り火」中止!

慰霊祭春日大社と大安寺で関係者のみで実施・奈良県が予定した送り火鑑賞

ための県庁屋上の開放も中止となりました (814.15) 

      『灯の入りて 人の温みの 石燈籠』(沢木 欣一) 

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