《刻 彫》唐の音色が蘇えり博物館内に響き渡っている~~
第60回 正倉院展 — 是は60年前の録音テープを基にした
Digital—の成果だとも言われていますが---
恰も天平の音色が心地よく~~
今年は 幾度足を運んでも納得出来る正倉院展が---
11月10日迄-- 奈良国立博物館で開催されています
天皇 皇后 両陛下も
正倉院西宝庫天平の至宝を
《刻彫》の音色を~~
御聞きになり乍ら 視察されました
奈良国立博物館への沿道では大勢の人々の出迎えを
笑顔で 御受けになっておられました
両陛下にとっては皇太子時代の84年以来二十四年振りで~
天皇が正倉院展を現地で見学されるのは初めての事だと
伝えられていますね (*正倉院展は 1946年に開始)
刻彫尺八の前では 指穴が
今の尺八より一つ多いという説明に~~
陛下が「穴が多いと音域が広いのですか」と質問され
皇后さまは会場に流れる古代の音色に「素晴らしい」と
感嘆の声を上げられていた様子です
また奈良県内の 世界遺産や再来年に控え---
『せんとくん』-----でも 今 話題 沸騰の---
平城遷都1300年祭に付いても
奈良県知事から説明を御聞きになって
おられた様子です
第60回の節目となる
今年は 天平文化の粋を
集めた工芸品や装身具が
多いのが特徴とされ---計69件が 展示されています
(うち初出展19件)
毎年秋に開かれる正倉院展-----
「日本の至宝」を直接目にすることが出来る~~
絶好の機会-----10月25日の 開幕当日は早朝から
熱気に満ち溢れた千人近い人々の行列で-----
午前9時の開館時間を約10分早めていました
因みに『正倉院展』---奈良国立博物館での総入場者は
既に700万人を超えているとも言われていますね!
君は 《ササン朝 波斯
「白瑠璃碗」》を観たか!
正倉院を代表する宝物「白瑠璃碗」
ササン朝ペルシャから伝わったとされ80個もの
円形の切り込み細工を施した表面は--千五百年以上前--と
全く変わらない輝きを放っていますね!
また中国から渡ってきたすごろく盤「紫檀木画双六局」は
三日月や唐草等の文様をあしらい
「蘇芳地金銀絵箱」は 笛や鼓を奏でる
子供らの姿を蓋に描いています
奈良国立博物館
湯山賢一館長は
「60回を迎えられ有り難く思う
1946年に開かれた第1回展は
多くの人の心に 癒しと生きる力を与えた -----
私たちも先人に学びながら 原点に戻って応接に
努めたい」と言われています
*また11月8日(土)には
「正倉院宝物とシルクロード」 と題して
奈良国立博物館 学芸部工芸考古室長
内藤栄さんの公開講座 が予定されています
LINK (PAL is My Family)
http://gen-okamoto.at.webry.info/
http://blog.goo.ne.jp/gogogen2000