{水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 延~}(陰暦 六月晦日)
古歌 {水無月の夏越の祓する人は 千歳の命 延と
いうなり~}を朗詠し乍「茅の輪」を潜ると
夏の疫病や災厄から免れ~この一年を 災難 無く
過ごさせて頂く戴く~ 御祓「夏越しの大祓」は
奈良朝に宮中で始まり 例年全国各地の
神社・仏閣でも営まれていますね!
{水無月の 夏越の祓する人は 千歳の生命
延といふなり~(【公事根源】一条兼良
東大寺では{盧舎那仏}の前に茅草で作った
直径約2mの{茅の輪}が設けられ~除疫病を
祈る{夏越しの祓い}に由来する法要~{東大寺
解除会}が月遅れの7月下旬に行われていますが
殆どの神社・仏閣では 陰暦六月晦日に
「夏越の大祓」が行われています
京都の多くの神社でも
六月晦日に{夏越神事}が
行われ~京の夏の風物詩と
されていますが~
{天神さんの日}夏本番の前
{大茅の輪くぐり}の神事が
菅原道真の{御誕辰祭}
6.25日に{夏越の神事}が
行われていますね!
酷暑を無事に越すことを
願い~{夏越天神}~
夏本番を前に
茅の輪をくぐり
茅の輪をくぐり
{茅の輪}が{智の輪}」にも
通じると言われていますね!
小生 例年元朝詣の 春日社の{夏越 大祓式}は
午後3時 二の鳥居の近くにある祓戸神社で行われ
春日参道には直径約2㍍の立派な{茅の輪}が設けられ
春日参道には直径約2㍍の立派な{茅の輪}が設けられ
身についた罪や穢れを祓い去り
無事に夏を乗り切れる様にと
祈願する神事とされていますね!
春日大社では3月16日から
大祓詞 {祝詞}を1萬回になるまで唱える
{万度祓}を 毎日続け~
大祓詞 {祝詞}を1萬回になるまで唱える
{万度祓}を 毎日続け~
先日(2011 6.29-30)は花山院弘匡宮司が
{采女祭り}で 縁が深い福島県郡山市を訪ね
{采女祭り}で 縁が深い福島県郡山市を訪ね
{復興祈願祭} 国家鎮護・災厄よけの祝詞を
唱えておられましたね!
唱えておられましたね!
往馬大社~{夏越の大祓}~
氏神様(小生の)とも言える往馬大社の
{夏越の大祓}~拝殿で神事.この半年間に
知らず知らずに犯した罪や穢れを~渡された
人形にうつしておられます
{天つ菅麻を本刈り断ち 末刈り切りて
瀬織津比売が大海原に持ち出でなむ・{祝詞}
祓戸社でお祓いと祝詞奏上~晒を張り切り裂く
往馬大社の{茅の輪くぐり}は 高座の横で行われ
宮司を先頭に《水無月の 夏越の祓する人は
千年の命 延というなり~》茅の輪をくぐり乍
暑い夏を無事に乗り越えられる様と参拝の
皆さんが祈願されています
布留 石上神宮 {神剣渡御祭(でんでん祭)}
{でんでん祭}~例祭の後に
{御田祭り}~お田植神事が行われ
{御田祭り}~お田植神事が行われ
夕刻には布留 本社にて
{夏越の祓}が行われます
{夏越の祓}が行われます
神剣を先頭に~古歌を朗詠し乍
{茅の輪くぐり}が参列者が
一列になって行われ~
{茅の輪}{御田祭り}の
{茅の輪くぐり}が参列者が
一列になって行われ~
{茅の輪}{御田祭り}の
{早苗}は参列者が少しずつ持ち帰り
暑い夏の無事御祓いで災難無く
過ごせるように祈願されています
暑い夏の無事御祓いで災難無く
過ごせるように祈願されています
柿本人麻呂 歌塚・和邇下神社~{夏越の大祓}
当時の官道~{上ツ道}と龍田から伊賀へと延びる
治道 横田道~要衝に鎮座する~和邇下神社
和邇下神社の{祇園まつり} 当日に境内では
{茅の輪くぐり}が催され~また 櫟本小学校の
校庭では{円筒埴輪の燈火会}が 同時開催
学校の屋上から{燈火会}を観賞~打ち上げ
花火も有り~多くの露店が出る~祇園まつりで
賑わう参道に 家族と伴に加わり 楽しい
ひと時を過ごしました(2011 7.13)
大和 大神神社では{大祓みわの茅の輪神事}
拝殿前の斎庭には三つの茅の輪で作られた
{みわの 茅の輪}が設置され~{大祓みわの
茅の輪神事}が祈祷殿前斎庭にて祭典が
行われていますね!
{三つの輪}一般の参列された方々もこの輪を
くぐり~{夏越}を祈っておられます
遣唐使が旅立つ前には参拝していたと言われる
大和神社{夏越の大祓式・茅の輪くぐり}
大和 天川村の天河大辨財天社で{大祓式}
橿原神宮では神楽祈祷{夏越祈祷神楽}{大祓}
大祓式以降の穢れを祓い清める神事
この後半年間の無病息災を願う祈祷が
《夏越の祓》迎える
{稲穂が実って来る月}{穂含月}
{稲穂が実って来る月}{穂含月}
思ふ事 皆つきぬとて 麻の葉を
切りに切りて 祓えつるかな
(和泉 式部)
切りに切りて 祓えつるかな
(和泉 式部)
炎天を 槍のごとくに 涼気すぐ
飯田 蛇笏
飯田 蛇笏
連日の様な{熱い夏}~蛇笏師の
名句の如く「槍のごとくに涼気すぐ」
-皆さんも爽快に{夏越の祓}を迎えられた事かと思います
名句の如く「槍のごとくに涼気すぐ」
-皆さんも爽快に{夏越の祓}を迎えられた事かと思います
母の分の 一つくぐる 茅の輪かな (一 茶)
水無月の 夏越の祓する人は 千歳の生命延といふなり--
(【公事根源】一条兼良 有職故実書著(室町中期)