2019/05/03

(文房四宝-清閑なる時を求めて~[萬巻の書を読み万里の道を旅する](文人)唐時代に読書の部屋.書斎を指す文人の修練の場~(東洋陶磁美術館)



『令和』(Beautiful Harmony)の幕開大型連休!
小生の(美術館巡りは 天目茶碗の最高峰.世界に三碗しか存在しないと言われる
『曜変天目茶碗』奈良国立博物館.特別展(国宝の殿堂 藤田美術館展)
先日(曜変天目)を観賞出来た痛烈な余韻を残し乍ら難波橋から中之島公園の
ど真ん中!(黒釉の碗・油滴天目)[東洋陶磁美術館]でした!
(中之島公園一帯の景観保存を目指し1973年に始まった日本最大級の(まちの文化祭)
(中之島まつり)今回のテーマは「届け!明日(みらい)へ!」
大型連休後半の一日歩行者天国.自主制作映画を集めた「中之島映画祭」
ステージ企画.青空市.市民団体展示.歌や踊り等々で可成りの賑わいを見せていました!
中之島公園のど真ん中.都会の騒音を掻き消す様な(東洋陶磁美術館)へと急いだものです!
中国の浙江省北部の天目山に由来する [黒釉の碗](国宝.油滴天目)安宅コレクション!
中国福建省.建窯で焼かれた油滴天目は[建盞]とも呼ばれ鎌倉時代に日本に~
関白豊臣秀次⇒西本願寺.京都三井家.若狭酒井家に伝来されたものですね!
油の滴の様にも見える(..)に輝く斑点から(油滴)と呼ばれ中国では(滴珠)
東洋陶磁美術館の油滴天目は黒い地に細かい斑文がビッシリと入り口縁の部分には
純金の覆輪が施され~(油滴中の油滴)荘重な茶碗ですね!
小生は中之島の東洋陶磁美術館を訪ねては屡々(油滴天目)に見とれてしまう次第です
[実際の木の葉]を使用.葉脈まで残して焼き上げる(幻の技術)重文
(木葉天目茶碗・南宋.吉州窯)
(建窯)で作られた天目茶碗と異なり(吉州窯)天目茶碗は胎土が白く土が緻密.薄作り
碗形も直線的.高台が小さいのも特徴と言われていますね!
中国では木葉天目茶碗を~「黒釉葉文盞」宋の時代に江西省永和鎮吉州窯で茶碗として
焼かれ宋王朝の滅亡と共に技術も滅亡⇒(幻の技術)加賀前田家に伝来⇒貴重な
宅産コレクションですね!
[やきものは人類が最初に発明した化学変化をともなう実用的造形作品です.
その長い やきものの歴史の中で芸術的にも素晴らしい作品が多数制作されてきました
特に 東洋のやきものは世界的にも高く評価され鑑賞の対象ともされてきたのです
東洋陶磁美術館のコレクションの多くは芸術作品として鑑賞されることを第一に
目指して収集されました.鑑賞して頂くのは最高のコレクション.展示環境を備えた
美術館です]~東洋陶磁美術館館長(出川哲朗さん)
特別展「文房四宝-清閑なる時を求めて」令和元年630日迄
「万巻の書を読み、万里の道を旅する」~(文人)
(文房)~唐時代に読書の部屋.書斎を指すようになり文人の修練の場~(文房)に
備えられた大切な道具!
筆・墨・硯・紙の「文房四宝」主人の知性の高さを示し研ぎ澄まされた
美意識によって選び抜かれたもの~
中国の(文人)を魅了し続けた(文房四宝)の世界を紹介.日本有数の文房具コレクション
(明時代)(清時代)を中心に(文房具)150点が展示(~令和元年630日迄)
(明時代)初期 「堆朱 具利文 筆」
太めの筆...黒の(三色の堆朱)(具利文)元時代の雰囲気を残し彫りの深い力強い
「筆」に来館された皆さんも注目されていましたね!
(清時代)初期 「端渓竹節 硯」
裏に(清時代の文人)「呉楚奇】を始め4人の銘有り
(大阪市立東洋陶磁美術館)は「安宅コレクション」を住友グループ21社から寄贈.
昭和5711月に市が設立「安宅コレクション」の 中国・韓国陶磁を中心に
(李秉昌コレクション)の韓国陶磁.濱田庄司作品 等々国宝2.13点の重要文化財.
東洋陶磁のコレクション.世界第一級の質と量を誇っていますね!
中之島公園.都会の騒音を掻き消す (東洋陶磁美術館)[文房四宝-清閑なる時を求めて]
(令和元年630日迄)を観賞されるのも一興ですね!
『玉虫の みんな窯変 したるかな』 (吉田希望)
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