2009/03/20

大和高原 福住 光明苑にも 春本番  {え~あんばい} PART Ⅻ

東大寺 二月堂 大欄干--勇壮な炎が闇夜に乱舞--
大和路に春を呼ぶ!』~と言われる 伝統行事--
眞竹の先に杉枝を薄い松板で籠の様にして包み
藤蔓で縛った「籠松明」の重さは60キロ~70キロ---
上堂する 練行衆の身の回りの世話をし~~
道明かりともなる 童子の晴れ舞台~~~


松明欄干から突き出し
豪快に振り回したりする度に
火の粉が激しく舞っています
火の粉を浴びれば 無病息災--落ちた杉の葉は
う様に拾われていましたね!


火天役練行衆
松明を引いて二月堂 内陣
駆け回るの行「達陀」--
修二会 本行終盤には
勢いよく燃える松明---
水天役の僧と共に---踊り跳ねる仕種を繰り返す
達陀・妙法が行われ~~
修二会15日に満行を迎え 二月堂南の階段を
上りきったところでは「達陀帽いただかせ」として
幼子に金襴の達陀帽を被せる習わしがあり---
達陀帽を被った 未来の日本を担う--
子供達健康に育つと言われていますね!

経済危機からの脱却・祈願文が読み上げられた
東大寺 ニ月堂の 修二会 本行が終わり
大和路春本番がやって来ました~~~






大和高原 福住 光明苑にも 春本番

昨年度は微笑ましい入居者の方々 自作の{卵雛}が
福住光明苑{え~ あんばい}の表紙を飾っていましたが---
今年は日頃から御世話になっていますホーム職員さんと
デイサービスの皆さん達との共同作業による
傑作《三月は雛祭り》が豪華表紙を飾っています
こんな素敵なスナップ写真で 表紙を飾る~~
奈良県下でも介護ケア等で最高水準の評価を受けて
おられるホーム~福住 光明苑{え~ あんばい}
第12号を池田施設長より先日送付して頂きました
有難う御座います


24時間~介護スタッフが
入居者第一
ケアプラン上
介護一辺倒だけでは無く—
個々の生活スタイルを尊重しながら熱意を込め
精力的に介護に徹して頂いている(福住 光明苑)

{え~ あんばい} は 奈良県 福住 光明苑で
発行されている 心温まる 広報誌 です
{*大和言葉で言う  丁度ええ
     ええ感じや!~ですね!}

しい  に つつまれて
るく (ゆたか)に(くら)していただく
(ところ)・・ ・



心豊かな広報誌
{え~ あんばい第12号

素敵なニュースで 溢れています{え~あんばい}
第12号の一部ですが紹介いたします
例年乍 ホーム 医務課・介護課の皆さんの
熱演--《白衣の天使の合奏隊》で入居者の皆さんを
しませて下さった様子----

近くの神社へ車椅子で参拝された---
平成21年初詣~~参加された入居者の
皆さん達が 嬉々として喜んでおられる姿----
たけよし出張販売》~~《夜長バー》等々--
イベントの数々が紹介されています

入居者の皆さん方の共同参加
趣味の手習い》が
{え~ あんばい}第11号からコーナーが始まりましたね!
皆さん方の素晴らしい《俳句.川柳.短歌》が
掲載されています
------巻頭の一句は---
春まだか 野山にうっすら 雪景色

数々の《俳句・川柳・短歌》の名作を拝読し乍ら--
{福住 光明苑}で 御世話になっています 実母も--
現役の頃は 何処へ行く時も《俳句手帳》を
手離さずに 作句に励んでおりました----残念乍ら
昨今は 自ら起床はもとより 筆を持つ事さえ出来ない
身体になってしまいました-----

我田引水の様になってしまいますが~~
 (『松苗叢書 第25号)
平成二年発行 本人の句集布留の里』より---
小生 結婚の頃の 俳句作品より 一句を
紹介させて頂きます

祝詞愛く 吾子にはなやぎ
   炉火燃ゆる  艶女 《松苗






毎号しく拝見していますのは
さおり {看護師} にお任せ!)---
福住光明苑医務課の方々が記載されており何時も
ユーモアたっぷりにり易く説明
されているコーナーです
前回まで オジイちゃんをお相手にして---
口腔ケアの続き-飲み込み(嚥下)に
関しての お話でした
「ゆっくり食事を楽しむように食べ
お茶もしっかり飲んで 食事の後に---
お口の中を清潔に保っておけば---
また美味しい物を食べに行く事が
出来るわよ!」--と結ばれていました

第12号は-さおりお任せ!)--では
感染症についての御注意点等々
掲載されており 勉強になりました


人の顔よりも大きな「蜂の巣」

福住 光明苑の屋上近くに
大きな雀蜂の巣が出来--- 
皆さん方で巣を撤去された様子---
エントランス陳列されている
様子ですね! 拝見致したいものです

[三種の神器は?--] 頭の体操コーナー

毎号の事ながら{頭の体操}では 
仲々 解けずに 今回も苦労致しました
(御笑知おき下さい~御免なさい(笑))

編集後記で {つつじケ丘} チーフの---

Sさんは~「普段は当たり前に感じている
事柄等々も 利用者の皆様にも感じ取って
頂けるようなサービスを提供致したい!]
謙虚な御言葉で結ばれていますが~~

日夜を問わずに 奮闘努力をされ
ケア サービスをして頂く
ケアワーカー. 看護師さんを始め
施設スタッフの方々の御苦労の大変さも
痛感致し 心から感謝致します
今後とも何卒宜しく 御願い致します








高齢者向け施設・福祉行政・防災対策等々の
貧困さの露呈では?



群馬県渋川市の高齢者施設「静養ホームたまゆら」
火災生活保護受給者--
自力での脱出が困難
体が不自由な高齢者10名が死亡されるという
大惨事発生致しました
東京都内自治体の受け皿になっていたと言われ--
低所得者向けの高齢者施設空きが無く~~
地方高齢者施設使用されてきたと---
言われていますね!

燃えさかる---「静養ホームたまゆら」--火中から
入所者の方々を助け出したのは 近隣の職員
地域住民の方々だった---と言われています
設置義務は無いとされてはいますが スプリンクラー
自動火災報知機も無く~~また出火当時 施設にいた
職員1人だけだったそうですね!
体の不自由なお年寄り全員を避難させるのが
困難な事は当然のことだったと言えます

以前からNPO法人「彩経会」の管理体制を危ぶむ声も
多々あってとされ  県に提出された見取り図にある
食堂(約35平方メートル)が最新の建築確認申請
図面に無く 県前橋土木事務所は建築確認申請を行わずに
増改築していた疑いもあるとも言われていますね!

急激な高齢社会~~この様な無届けの老人施設
全国で350を超すとも言われており--
まずは先決として これら各施設運営--設備・介護
防火等々の体制を更に厳重に点検して頂く
必要があると言えますね!









山のうえに かそけく 人は 住みにけり~~~


柳田国男とも親交があり
民俗学立場から
古代研究大人となられ--また
釈 超空}として 歌人でもある
折口信夫先生の 短歌作品を---
大和高原 山の辺仰ぎ乍ら--
凛然として溌溂たる気で----
朗詠 致したいと思います

山のうえに かそく人は住みにけり
道くだり来る心はなごめり
        釈 超空







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2009/03/08

「十一面悔過法要」1258回目の 東大寺修二会

治承4年(1180) 平重衡南都き打ちにより
東大寺・興福寺甚大被害を蒙り---
東大寺の大仏殿が焼け落ち 盧舎那大仏が大破---
堂塔伽藍---内部に安置されていた幾多の尊像と共に
灰燼に帰した時もあり~~また永禄10年(1567)
松永久秀の軍勢により二度にわたって東大寺は
焼き打ちに会う等々 幾多の辛酸を潜り抜け~~
1250年以上に渡り連綿と続けられている---
まったくびない伝統行事が始まりました



古都本格的
を呼ぶと言われてきた
東大寺ニ月堂「修二会」

(1258回目-----お水取り)


東大寺開眼の2ケ月前 つまり752年
天平勝宝4年) 2月1日
二月堂修二の悔を修したとされるのが
修二会」の始まりで1250年以上に渡り
連綿けられています

童子による 炎の瀧 --の
修二会は 「二月を美しいものにする」--と言う
意味もあるとされています



東大寺二月堂
修二会

大まかに分けて
2月20日~28日までの
別火」と呼ぶ 「前行
3月1日~14日までの「本行」の前に
同じ火で 煮炊きしたものを食べたり
同じ火にあたったりする聖なるものも
俗なるものも 伝播するので 火を分けることを
意味するとのことで 手向山八幡宮の宮司が
練行衆の別火坊入りや 参籠宿所入りに
先立って台所・仏餉屋・浴室・湯屋のかまどの
清祓を行い 火のまわりを 清め若狭井
良弁杉に掛ける注連縄に挿す幣を作られます

炎の瀧---二月堂欄干の「」籠松明

眞竹の先に杉枝を薄い松板で籠の様にして包み藤蔓で
縛った「籠松明」の重さは60キロ~70キロ
童子が肩に担いでゆっくりと石段を上り
天井に届くほどの炎に先導された練行衆が
ニ月堂に上がって行かれる~~~

おたいまつ」は 上堂する 練行衆
道明かりともなり 練行衆は十一人いますが
処世界という役の者は先に上堂して
掃除など準備をしているので
おたいまつは 十本となります
この 大松明作成は勿論のこと
練行衆のお世話をするのが童子の役と
されています

道明かりを 点火されるのが 加供奉行
「中灯さん~ 行きまぁ~すぅ」~
練行衆の役回りを 呼びながら---
手松明から~上堂松明りへ---
火は 一気に燃え上がっていきます

平成21年(2009) からは 十本の松明が
二月堂の欄干で打ち振られていません---
和上・大導師・咒師 等々上役である 3人の
松明は宿所価から二月堂への階段を上がった所で
消されているそうです~~~
観音菩薩の御祈りを捧げる行法が華美になる事を
戒めた為だとも言われていますね!

童子によって作られた大松明
修二会で焚かれ二月堂の欄干から振り廻されると
一斉に怒濤の歓声が上がりの粉を被ると
一年間無病息災だとされています




火天役練行衆
松明を引いて
二月堂 内陣を駆け回る 炎の行達 陀

修二会 本行終盤には いよくえる松明---
水天役の僧と共に---踊り跳ねる仕種を繰り返す--
達陀・妙法が行われ~~15日の早朝には 
幼子に金襴の達陀帽を被せる習わしがあります
達陀帽をかぶった子供は健康に育つと
言われていますね!


昨年は -----
{中灯 童子 敏丸} として
大松明を持つ 童子を務められたのが
生駒の小生宅の近所にお住まいの
門谷敏也さんです 今年は
御事情により御休場となり--
「中灯さん~ 行きまぁ~すぅ」~あの声が
聞かれない様で---誠に残念な限りです


童子は聖域に入ることを許されたに近い
資格を持った人達であり ------
練行衆に 其々一人ずつ付かれ
門谷さんは 二月堂・大宿所
大松明作成食事等 練行衆
御世話で昼夜を問わず
多忙を 極められていました



今も門谷敏也さん宅の
門前にある
二月堂大欄干--勇壮な
が闇夜に乱舞した
籠松明」-- 《無病息災》を
齎して頂く《火の粉》を思い乍~あの時の大松明(7M)を
身近に眺め手に触れる事が出来ました
またあの日の感動が蘇えり本当に有難う御座いました

       多謝!   多謝






法華堂(三月堂)「北門」) 芭蕉の句碑

龍王之瀧」の前( 大仏殿の創建よりも古い
天平4年(733) 良弁僧正創建の「金鐘寺」の
一堂である法華堂(三月堂)
「北門」)にある 芭蕉の句碑には---

水取りや 籠の僧の 沓の音

ところが 松尾芭蕉が 貞享元年 伊勢・伊賀・
大和・近江を巡った「野ざらし紀行」の
稿本・写本の中でも 芭蕉 直筆とされている
『天理本』には[籠の僧]ではなく [氷の僧]と
なっているそうです

 二月堂に籠りて (前書)
水取りや 氷の僧の 沓の音

(*小生 天理大学付属天理図書館は地元でもあり
高校生時代から良く利用させて頂いていますが
残念乍ら 未だ芭蕉 直筆とされている
天理本』 原本を拝読させて頂いていませんが~

俳壇の 大御所によれば
氷の僧だから名句だと言える! 
籠の僧とすれば 駄句に過ぎない!」とのこと -----



水取りや 井をうちめぐる
 僧の息    大江丸

水取りや 瀬々のぬるみも
 此日より     蓼太


幾多の辛酸を潜り抜け~~
1250年以上に渡り連綿と続けられている---
まったく 媚びない倭の伝統行事~~~

100年に一度と言われる~~世界的な経済危機
毎夜午後8時頃から営まれる初夜の法要では~~
世界平和病気平癒りに加え---
経済危機からの脱却り~諷誦文
祈願文が読み上げられています~~~
世界各国が自国優先の保護主義が広がれば---
世界の貿易や経済は 更に縮小均衡に
陥る事が必至ですね!

経済危機からの脱却・祈願文が読み上げられ
東大寺 ニ月堂の 修二会 本行が終わり
和路春本番がやって来ます~~~



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