2015/07/12

天つ菅麻を本刈り断ち 末刈り切りて 瀬織津比売が大海原に~「母の分も壱つくぐる茅の輪かな」 {夏越の大祓}

{古歌}{水無月の夏越の祓する人は
              千歳の命 延というなり

{茅の輪}を潜ると 夏の疫病や災厄から免れ
この一年を災難 無く過ごさせて戴く{御 祓}
{夏越しの大祓}奈良朝に 宮中で始まり
悠久に各地の神社.仏閣で営まれています

{天つ菅麻を本刈り断ち 末刈り切りて
   瀬織津比売が大海原に持ち出でなむ{祝詞}
 
日本列島は 大気の状態が不安定なっています!
大型で非常に強い台風9号!~暴風や高波を齎した沖縄地方から
次第に離れて東シナ海を北西に進んでいますが~南から暖かく
湿った空気が流れ込んだ 長崎 島原半島~局地的に雷を伴い
1時間60mmの非常に激しい降雨! 土砂災害.低地の浸水.河川の
増水.氾濫等に特に警戒が必要ですね! 
台風の強い上昇気流が周辺で下降することにより
太平洋高気圧の下降気流を強め!~北海道から
近畿.西日本の各地に高温注意情報が発表されています
関東地方は今シーズン初の猛暑日!
予想最高気温~前橋.熊谷.甲府.岐阜京都~35
福島 名古屋 大津 大阪 鳥取等~34
十勝地方.帯広~宇都宮.広島.松山.福岡等~33

太平洋高気圧は水分たっぷりの 南の海上では台風11号が
進路を北寄りに変え発達ながら来週後半にも本州付近へと
近づく可能性が高くなってきました!
太平洋ミッドウェー諸島近海を西へ進んでいた熱帯低気圧!
日付変更線を越え台風12号!中心気圧は990ヘクトパスカル!
発達しながら西へ進んでいると伝ええられています
今後の台風情報に十分な注意が必要です 
来週の台風11号の動向如何によって西日本や東日本の梅雨明けが
早やまるのでは無いでしょうか! 
全国的に熱中症が警戒され水分を 小まめに摂り 冷房を適切に使う等々
体調管理に 御注意して下さい 
《熱中症予防強化月間》7月   間も無く{二十四節気}{大 暑}{7.23)}
暑さによる熱中症防止~7月は熱中症予防強化月間 {環境省}です!
特に高齢者の方々は 室温の高さや 喉の渇きも感じにくくなると言われています
水分補給は喉の渇きを感じずとも早めに補給!適度な室温~もったいないのは 
飲料水や電気代では無く 体調を崩さない事が大事!
皆様の 御自愛をお祈りし水分補給.適度な室温
お互いに胆に命じておきたいものです! 
{WBGT} 暑さ指数は労働環境や運動環境の指針!
(公財)日本体育協会では「熱中症予防運動指針」
日本生気象学会では{日常生活に関する指針}公表されています!

「母の分も一つくぐる茅の輪かな」{一茶}
{茅の輪}という茅でできた大きな輪を三度くぐって身を清め
本年後半の心機一転を誓う{夏越しの大祓} 
{天つ菅麻を本刈り断ち 末刈り切りて
   瀬織津比売が大海原に持ち出でなむ{祝詞}
 
古歌~{水無月の夏越の祓する人は
      千歳の命 延というなり}
{茅の輪}を潜ると 夏の疫病や災厄から免れ
この一年を災難 無く過ごさせて戴く{御 祓}
{夏越しの大祓}は 奈良朝に 宮中で始まり
全国各地の神社.仏閣で悠久に
営まれていますね!

{水無月の 夏越の祓する人は 千歳の生命 延といふなり~
【公事根源】一条兼良
 
東大寺では {盧舎那仏}の前に 茅草で作った
直径約2m{茅の輪}が設けられ除疫病を祈る
{夏越しの祓い}に由来する法要{東大寺 解除会}

月遅れの 
7月下旬に 
催されて
いますが
殆どの神社
仏閣では 
陰暦六月
晦日に
「夏越の大祓」が
行われています

京都の多くの神社でも 
六月晦日に{夏越神事}
行われ~京の夏の風物詩とされています
{水無月祓})~上賀茂神社.吉田神社.建勲神社
白峯神社.地主神社.貴船神社.城南宮.車折神社
梅宮神社.御香宮神社 etc

御誕辰祭・大茅の 輪くぐり{天神さんの日}
夏本番の前~{大茅の輪くぐり}の神事が
菅原道真の {御誕辰祭} (625)日に
{夏越の神事}が行われています!
酷暑を無事に越すことを願い~{夏越 天神}
夏本番を前に茅の輪をくぐり~{茅の輪}
{智の輪}」にも通じると言われていますね!
小生 例年元朝詣の 春日大社の{夏越 大祓式}は午後3
二の鳥居の近くにある祓戸神社で行われ春日参道には
直径約2㍍の立派な{茅の輪}が設けられ神官に続いて
参列者が次々と潜り皆さんが無事の{夏 越}を 祈っておられました
身についた罪や穢れを祓い去り~無事に夏を乗り切れる様にと
祈願する神事とされています
{往馬大社}{夏越の大祓}
小生の氏神様とも言える 往馬大社の{夏越の大祓}
拝殿で神事.この半年間に知らず知らずに犯した罪や穢れを
渡された人形にうつしておられます
{天つ菅麻を本刈り断ち 末刈り切りて
瀬織津比売が大海原に持ち出でなむ・{祝詞}
祓戸社でお祓いと祝詞奏上~晒を張り切り裂く 

往馬大社の{茅の輪くぐり}は 高座の横で行われ宮司を先頭に
《水無月の 夏越の祓する人は千年の命 延というなり~》
茅の輪をくぐり乍 暑い夏を無事に乗り越えられる様と参拝の
皆さんが祈願されています 
悪霊邪神.稲の害虫を払い 五穀豊穣を祈祷!
布留 石上神宮 {神剣渡御祭(でんでん祭)
小生の故郷 布留 石上神宮では{神剣渡御祭} 
{でんでん}と鳴る太鼓の音に合わせて末社の
神田神社へ渡る~{でんでん祭}(6.30)

例祭の後に{御田祭り}~お田植神事が行われ
夕刻には布留.本社にて{夏越の祓}が行われます
神剣を先頭に~古歌を朗詠し{茅の輪くぐり}
参列者が一列になって行われ{茅の輪}{御田祭り}
{早苗}は参列者が少しずつ持ち帰り~暑い夏の
無事・御祓いで災難無く過ごせるように
御祈願されています















柿本人麻呂歌塚・和邇下神社~{夏越の大祓}
当時の官道~{上ツ道}と龍田から伊賀へと延びる
治道 横田道~要衝に鎮座する~和邇下神社

和邇下神社の {祇園まつり} 当日に境内では
{茅の輪くぐり}が催され~また 以前は
櫟本小学校の校庭では{円筒埴輪の燈火会}
同時開催.学校の屋上から{燈火会}を観賞!
打ち上げ花火も有り~多くの露店が出る
祇園まつりで賑わう参道に家族と伴に加わり
楽しいひと時を過ごした時も有りました
大和 大神神社では{大祓みわの茅の輪神事}
拝殿前の斎庭には三つの茅の輪で作られた{みわの 茅の輪}が設置され
{大祓みわの茅の輪神事}が祈祷殿前斎庭にて祭典!
神職が人形に息を吹きかけ 麻布を破ったりけがれと罪を
祓い落とされていました
各地から参拝者に来られた500人の方々が直径約3メートルの
茅の輪を8の字に潜り無病息災を祈っておられました
拝殿前には大神神社の三ツ鳥居に因み 杉、松、榊の三霊木を
其々の輪の上に掲げ{三輪の茅の輪}が5日まで設置! 
遣唐使が旅立つ前には参拝していたと言われる大和神社
{夏越の大祓式・茅の輪くぐり}

大和天川村の天河大辨財天社で{大祓式}

橿原神宮では神楽祈祷{夏越祈祷神楽}{大祓}
大祓式以降の穢れを祓い清める神事!
この後半年間の無病息災を願う祈祷が行なわれていますね! 
《夏越の祓》迎える{稲穂が実って来る月} { 穂含月}

思ふ事 皆つきぬとて 麻の葉を 切りに切りて
          祓えつるかな {和泉 式部}

炎天を 槍のごとくに 涼気すぐ {飯田 蛇笏}

連日の様な{熱い夏}~蛇笏師の名句の如く
「槍のごとくに涼気すぐ」--皆さんも爽快に
{夏越の祓}を迎えられた事かと思います
母の分の 一つくぐる 茅の輪かな   {一 茶} 
水無月の 夏越の祓する人は 千歳の生命延といふなり--
【公事根源】一条兼良 有職故実書著(室町中期)

左大辨葛城王等賜姓橘氏之時御製歌一首
橘者 實左倍花左倍 其葉左倍 枝尓霜雖降 益常葉之樹
            萬葉巻6-1009番 聖武天皇
葡萄美酒夜光杯 欲飲琵琶馬上催 酔臥沙場君莫笑
       古来征戦幾人回{王 翰}

{葡萄の美酒夜光の杯 飲まんと欲すれば  琵琶馬上に催す 
酔うて沙上に臥すも   君笑うことなかれ 古来征戦幾か回る}

山麓の自宅へ帰ってから暫くは {こころ.からだ}ポジティブに闘病!
拙宅の床の間の{葡萄の美酒 夜光の杯飲まんと~}
盛唐の詩人  {王翰}の詩~{西郷隆盛}「山行」
粛々と日夜 朗詠を楽しんでいます  有難う御座います

「山 行」 西郷隆盛
駆犬衝雲独自攀 犬を駆り雲を衝いて独り自ら攀じ 
豪然長嘯断峰間 豪然として長嘯す断峰の間 
請看世上人心険 請う看よ世上人心の険なるを 
渉歴艱於山路艱 渉歴するは山路の艱きよりも艱し 
♪家へ帰れば~我が家の夏の味覚!~♪恰も歓迎する様に
完熟 {トマト} 燦燦と注ぐ有難い 太陽の恵みを受け 今年も豊作!

紺碧の天空 燦燦と注ぐ 太陽の恵みを受け我が家の 太陽光発電システム
(太陽光 発電所)~我が家の夏の味覚 トマトも 太陽の恵みを受け
今年も豊作です!  多謝! 多謝! 
高校野球 猛暑を弾き返す音 古川千鶴

球児達の灼熱の闘い97回全国高校野球選手権
奈良大会 接戦の開幕!~大会初回に
満塁本塁打!
橿原 佐藤薬品スタジアムは待ちかねた
多数の観客!熱闘甲子園を目指して球児の
熱戦が更に盛り上がっていました !

水無月の 夏越の祓する人は
      千歳の生命延といふなり~
【公事根源】一条兼良 有職故実書著{室町中期}

LINK  Lucky PAL (PAL is My Family)