2010/09/15

《 敬 天 愛 人 》 ~天を 敬い 人を 愛する~ 

西郷隆盛~《 》~《天命への自覚


西 こよなく愛し 揮毫したとされる
{敬天愛人}西郷隆盛--自己修養の為めの指針
限り無い目標であり 同時に《天命への自覚》
いう考え方が含まれていると言われていますね!


{道は 天地自然の物にして 人はこれを行うものなれば---
天を敬するを目的とす--天は我も同一に愛し給ふゆえ
我を愛する心を 以て 人を 愛する也}

(道というのはこの天地のおのずからなるものであり
人はこれにのっとって行うべきものであるから
何よりもまず 天を敬うことを目的とすべきである
天は他人も自分も平等に愛し 自分を愛する
心をもって 人を愛することが 肝要---)
  (西郷南洲 顕彰会発行  『南洲翁遺訓』より)


『南洲翁遺訓』 西郷隆盛に心服していた旧庄内藩士が
西郷から直接聞いたとされる教訓等等々~西郷自信が終生
自己修養の目的とし天命 自覚の哲学として考えていた
~《 》~西郷隆盛の教えを朽ちさせては
ならない」--旧庄内藩士らの情熱により西郷の遺訓を
世に多く広める為『南洲翁遺訓』を発刊されたと---
言われています(参 岩波文庫)

  
博多~薩摩半島最南端.長崎鼻迄--《九州縦断》の旅

北九州・博多~~長崎~青い海と緑の島々のコントラストが
美しい九十九島~展海峰展望台・ペパーミントグリーンの
美しい外観が印象的な--ザビエル記念聖堂・平戸城・平戸
烏帽子岳中腹に広がる雄大な大草原--阿蘇・草千里~
壮大かつ繊細に出来た神秘的な渓谷高千穂峡~霧島


坂本龍馬と妻お龍が日本で初めて新婚旅行に行った
塩浸温泉龍馬公園~鹿児島桜島を築山に錦江湾を
池に見立てた雄大な借景庭園・仙巌園~
雄大な桜島と鹿児島市街が一望の城山展望台~


知覧・薩摩の小京都と呼ばれ生垣と石垣が綺麗に残る
屋敷群武家屋敷~遠くに開聞岳を望む薩摩半島最南端の地
長崎鼻~砂蒸しの指宿温泉~九州最大のカルデラ湖・池田湖
人吉(国宝・青井阿蘇神社)~熊本城~風情あふれる
水郷の街柳川・水郷舟下り~そして北九州 博多
小倉へと戻り 新幹線で 帰阪



慌しい北九州.博多~薩摩半島最南端.長崎鼻迄・九州縦断の
旅でしたが~印象に残ったのは 勿論 青い海と緑の島々の
美しい九十九島~壮大・繊細で神秘的な渓谷高千穂峡~霧島
錦江湾を池に見立てた---借景庭園・仙巌園・雄大な桜島
開聞岳を望む薩摩半島最南端の地.長崎鼻~柳川.
水郷舟下り等々数えれば限りはありませんが --
特に印象に残っているのが--球磨川の支流--川辺川の
ダムの建設で 村の中心部の殆どが湖の底に沈む
五木村の~《五木の子守唄》です

.8歳になると 食い扶ち減らしの為~人吉方面に~
「ご飯を食べさてもらうだけで給金はいらない」という
約束で奉公に出され---辛い奉公を紛らわす為に
唄われた--子守り唄--つまり{赤ん坊を眠らすための唄
では無く子守り奉公をしている.8歳程の娘子達自身の
嘆きの唄}だったとも言えますね!
聞かせる唄では無く 一人淋しく口ずさむ-毎日の生活
《悲しく 辛い言葉》~が続いていますね!


♪おどんが打死だちゅうて誰が泣ゃてくりゃか
        裏の松山蝉が鳴く~♪

球磨川の支流~川辺川のダムの建設で 村の中心部の
ほとんどが湖の底に沈む五木村~
「川辺川ダム」建設による住民の村外流出 
日本一の清流の消滅という五木村~
哀愁を帯びた{五木の子守唄}には
もうひとつの「五木の子守唄」が~
伝承されているそうですね! 
それは「正調五木の子守唄」と言われるものです
一般に流布している「五木の子守唄」は--
昭和25年(1950)古関裕而 作曲--- 熊本.人吉地方で
唄われていた民謡を採譜・編曲
哀愁を帯びた「五木の子守唄」は 音丸・照菊が
歌って大ヒット その後も 多くの人々に
愛唱されていますね!

昭和5年(1930年人吉の小学校の教師 辺隆太郎さんが
この地方の民謡を採取・採譜して球磨民謡集を編纂~
その中に旋律も拍子も違う2つの五木の子守唄が
載っているそうです

「正調五木の子守唄」と古関裕而 作曲「五木の子守唄」の
大きく違うところは--2拍子と3拍子-
「正調五木の子守唄」2拍子
古関裕而 作曲「五木の子守唄3拍子~~つまり 1つは
五木地方の子守唄--2拍子--もうひとつは五木四浦地方
(現相良村.四浦)の子守唄は3拍子とされていますね!

五木四浦地方の子守唄は人吉地方でも流布
球磨川下りで有名な人吉は 九州の小京都--国宝
青井阿蘇神社や幽霊寺とも言われる永国寺等々
古い城下町です


♪おどま親なし七つん年でひとの守り子で苦労する
おどまいやいや泣く子の守りにゃ泣くといわれて憎まれる
つらいもんばい他人の飯は煮えちゃおれどものどこさぐ♪

♪おどんが打死(うちん)だちゅうて 誰(だる)が
泣(に)ゃてくりゃか 裏の松山 せみが鳴く
せみじゃござらぬ妹でござる妹泣くなよ気にかかる
おどんが打っ死ん(うっちん)だら道ばた生けろ
通る人ごち 花あぐる♪

♪花は何の花 つんつん椿 水は天からもらい水
つらいもんばい他人のままは煮えちゃおれどものどこさぐ
ねんえした子の可愛さむぞさ 起きて泣く子の面憎さ
おどんがお父っぁんな山から山へ里の祭りにゃ縁がない♪


人    <松口月城>

英雄遠く去って再び出でず城山の嶺上月一輪

敬愛二字意正純  想見南洲斯精神
至誠一貫如聖哲 氣宇崇高惟達人
尊皇愛國碎肝膽 完成明治大維新
英雄遠去不再出 城山嶺上月一輪
  (敬天愛人  <松口月城>


♪花は何の花 つんつん椿 水は天からもらい水♪


人を相手にせず 天を相手にして おのれを尽くして 
人を咎めず我が誠の足らざるを尋ぬべし《 西郷 隆盛》