2023/11/03

(菊の香よ 露のひかりよ 文化の日~ 聖武天皇が 愛された. 東大寺所縁の 至宝 (天平の至宝)~燦然と輝く宝物の多彩な名品~[第75回正倉院展]

 


            『菊の香よ 露のひかりよ 文化の日』(久保田 万太郎)

神楽月を迎え.欧米人は もとより亜細亜からの インバウンドが更に増え 更に

賑わいを増した奈良公園. 鹿達も 遠来の訪日客にも慣れ親しんでいる様子. 

[75回正倉院展]が 奈良国立博物館で開かれ 聖武天皇が愛された品.

東大寺所縁の天平文化を象徴する逸品[正倉院宝物]を十分観賞出来ます.

正倉院宝物.東大寺の重要な資財を保管する 正倉院正倉に伝来した宝物群.

正倉院展では.9000件にも上る正倉院宝物の中から毎年60件前後が公開.

75回目の開催の本年も.調度品.楽器.服飾品.仏具.文書等々 正倉院宝物の

体像がうかがえるラインナップで宝物の魅力を余すことなく伝えています

 

[正倉院宝物の 歴史は.天平勝宝8(756)621日聖武天皇の49日・十七忌に

際して光明皇后が天皇遺愛の品を 大仏に献納献納品のリスト

『国家珍宝帳』に記載正倉院宝物の中核に位置付けられています.

本年はその中から『国家珍宝帳』の筆頭に記載される 

[九条刺納樹皮色袈裟]をはじめ.[漫背の八角鏡](無地の花形鏡)や

[鳥草夾纈風]などが出陳されます.

中でも袈裟は.聖武天皇の仏教への篤い信仰を象徴する品として

正倉院宝物を代表する屈指の名宝です]【奈良国立博物館】 

[九条刺納樹皮色袈裟] 始め惹きつけられた展示された正倉院宝物の数々です. 

背面を螺鈿によって繊細かつ華やかに飾った大型の銅鏡「平螺鈿背円鏡」

(螺鈿飾りの鏡華やかに飾った大型の銅鏡.ヤコウガイと琥珀で花文様を

表し地の部分は細かく砕いたトルコ石を散りばめる等.大変豪華なつくり. 

(背面)に施された煌びやかな螺鈿の装飾が目を惹く[楓蘇芳染螺鈿槽琵琶]

(螺鈿飾りの四絃琵琶) 美しく装飾された琵琶「東大寺」との刻銘.

槽はカエデ材を蘇芳色に染め.白色の貝や玳瑁を切り抜いて嵌め込み

宝相華や鳥. 雲の文様を表して飾られています. 

[青斑石鼈合子](べつ)(スッポン)の形をした合子.蛇紋岩製で鼈の形を

彫り出して蓋として腹の部分に八稜形の皿が収まるようになっている.

鼈の両眼は深紅色の琥珀をはめ込んでいます. 

[碧地金銀絵箱]床脚を付け.箱内に内張を付した箱 外面は明るい碧色の地に

金泥と銀泥で花枝をくわえた鳥や蝶を描き蘇芳色(暗い紫色)の縁に

金色の小花文をあしらう.

75回正倉院展は. 奈良国立博物館で1113日まで開かれています. 

愚宅へ帰れば嬉しい秋の味覚(松茸)の仄かな香り大和高原に住む甥っ子

篤君[僕が採った 松茸だ]親父さんを通じ爽秋の香りを添え届けてくれました

夕食は 元気溌剌な甥っ子が採って呉れた(松茸)我が家の食卓を賑わい

有意義な一日でした! 

                 『奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ

                             秋は悲しき』 (丸太夫)『古今集』

               [藤皇后天皇に奉れる御歌] 光明皇后.御製

                   『吾背子と 二人見ませば 幾許か

                          この降る雪の 嬉しからまし』(萬葉 巻八1658 

LINK  Lucky PAL (PAL is My Family)

https://ameblo.jp/lucky-pal

http://okamotogen.blog.fc2.com/ 

http://okamotogen.blogspot.com/

http://gen-okamoto.at.webry.info/

http://blog.goo.ne.jp/gogogen2000