2021/07/08

『時により 過ぐれば 民のなげきなり 八大龍王 雨やめたまへ』 (源実朝) 『金槐和歌集』

「建暦元年七月洪水天に漫り土民愁歎せむことを思ひて一人本尊に向かひ奉り

いささか祈念を致して曰く~(鎌倉幕府第三代将軍)

八大竜王は仏の教えを護る八体の蛇形の善神.密教では 水神として 雨乞いの

祈りの本尊『金槐和歌集』 [新潮日本古典集成]

大山(相模国中郡.雨降山)の阿夫利神社に祈念!「金槐集私鈔」(斉藤茂吉)

 『時により 過ぐれば民のなげきなり 八大龍王

                  雨やめたまへ』   (源実朝)   『金槐和歌集』

(正岡子規)「八たび 歌よみに与ふる書」には 恐らくは世人の好まざる

所と存候へども こは生の好きで好きで たまらぬ歌に御座候.かくの如く

勢強き恐ろしき 歌はまたと有之間敷~八大竜王を叱咤する処.竜王も

しょう伏致すべき勢 相現れ申候. 八大竜王と 八字の漢語を用ゐたる処

雨やめたまへと 四三の調を用ゐたる処.皆この勢を強めたる所にて候.

初三句は極めて拙き句なれども その一直線に言ひ下して拙き処.かへつて

その真率偽りなき示して祈晴の歌等には最も適当致しをり候 

(実朝)は固より善き歌作らんとてこれを作りしにも あらざるべく.ただ 

真心より 詠み出たらんが なかなかに善き歌とは相成り候ひしやらん

ここらは手のさき器用を弄し言葉のあやつりにのみ拘る歌よみどもの思ひ

至らぬ所に候  「八たび 歌よみに与ふる書」 (正岡子規)

 

(斎藤茂吉)も この実朝の歌を再三とりあげ論評

                         『短歌に於ける四三調の結句』 

源実朝は 若くして将軍になり 母政子を始め 北条氏の力が必要とされ

『吾妻鏡』には(当代は歌鞠を以て業となし武芸廃るるに似たり)頼朝

以来の勇士である 長沼宗政の評がありますが~

数え年28歳で 頼家の遺児つまり甥によって悲劇の死を遂げる短い生涯で

あったので「文弱の貴公子」「憂愁と孤独の人」「北条氏の傀儡」

「幕府政治に背を向け公家文化に耽溺して和歌や蹴鞠に没頭した

文弱な将軍」とも言われ 万葉調の和歌への評価や孤独の詩人といった

イメージもありますね 

洪水天に漫り 土民愁歎せむことを思ひて ひとり 本尊に向かひ奉り.いささか 

祈念を致して曰く~実朝は一人本尊に向かって微力ながら祈念して

この一首を詠んだ建暦元年7月.当時の実朝の姿.その心を体現し積極的な

姿勢は決して[文弱]でも[憂愁]でも無く 最後まで(源実朝)は よき統治者

だったとも言えないでしょうか! 


海の神様には恵比寿様や弁天様.金比羅様!日本各地に八大龍王に関しての

神社や祠があり多くは龍神が祀られている事でしょう

生駒山麓にも龍神崇拝の龍岳院・龍光寺

 (龍岳院 [大和八大龍王]の由来によると竜神崇拝の信仰で原始的信仰の一つで

仏教にも早くから取り入れられ仏教を守護するものとして考えられてきました

当山大和八大龍王は「生駒市誌」にも記されているように山岳宗教すなわち

修験道の発祥地で西暦六百五十八年頃 鬼取山の地名の如く 役小角が前鬼

後鬼の二賊を捕縛し改心させ義覚.義賢の二僧にし 行者の道に導き大峰山に

同行させたとのいわれがある聖地で平安時代に祀られたといわれる 

(生駒山頂 大和八大龍王では 弘法大師や弟子隆尊又は最澄も修行をおこない

真言密教をひろめ明治時代までは「上山」と俗称され旱天には雨乞いの

祈願行事がつづき民衆に尊ばれ鶴林寺の奥の院の役目をなし崇拝されてきた. 

龍岳院御本尊 十一面観世音菩薩は 弘法大師が各地修行中に光輝く当山に

ひかれ二十一日間の修行をおこなった時 祀られご神水は錫杖の柄で湧出

されたといわれ今もなおこんこんと湧き続いています 

[龍光寺]の由来記には 今を去る一千百有余年 弘法大師勅を奉じ高野山開創の

砌り 河内の国額田郷(東大阪市石切)に於て心身潔斉し はるか東方を見るに

八大龍王の霊感を受け山頂を尋ねるに清水の流出を見られ白水山と名付ける

 (早害瘻々にして 村々の稲田の枯死すること両三度弘法大師この地に

八大龍王を勧請し請雨の大法を修し給う,霊雨忽にして至り

野山の草木皆その法沢の浴し爾来今日に至るも清水を噴出.如何なる早天と

雖も霊水の絶える事無く里人様々なその徳を慕いて(弘法の井戸)

称しその跡を残す―「生駒の八大さん」と親しみを込めてその御霊徳.

御神徳を授かるために日本国内より多くの方々が御参拝をされています 

「胸に無限の覇気あらば 守れ不屈の意気の香りを」

  (もんげー岡山!「晴れの国おかやま」 当時(2018) 新幹線.岡山駅頭で迎えて

くれたのが(桃太郎伝説像)と弊衣破帽 文武両道に励む 高ゲタ黒マントの 旧制

第六高等学校 六高生「青春感謝」()でしでした 

記録的豪雨.堤防が決壊.濁流に飲み込まれた(真備年間降水量が少ない

「晴れの国」岡山を襲った西日本豪雨から 間もなく3年を過ぎた真備町

今でも641人が仮設住宅での生活を続けておられ「これからは一人一人の

復興の状況.地域の活動の状況に合わせた 支援.見守り活動を みんなで

行っていきたい」~(倉敷市の伊東市長)

国が治水対策として進めている小田川の付け替え工事の進捗率は48%で

2年半後に完成する見込~ 

          「万有は死に帰す.されど神の愛は

                           万有をして蘇らしめん」

26年かけて制作された(レオン.フレデリック)の代表作品~右が(再生の場面)

中央をはさんで左が(死の場面)が描かれた大作に一瞬目を奪われ乍ら

大原美術館を後に美観地区.倉敷川の畔で出会ったのが真備.地元のKさん!

真備で4600棟浸水被害!   [30分もしない内に水が増えたよ

浸水被害に合われた倉敷に住むKさん.彼の鞄から取り出し見せてくれた

真備地区の生々しい光景に唖然とし息の詰まる思いです 

『一度真備地区へ行ってみたい』 安易な小生の言葉を遮る様に

「住民は 仮設住宅に住み.真っ暗闇の街になっているよ!」 

静岡県熱海市3日起きた 大規模土石流は発生後 間もなく 土砂災害の

専門家らが現場の地形を3次元(3D)で分析され.被害拡大の原因として

「盛り土」の存在を 指摘していますね


(線状降水帯)による集中豪雨が大規模な土砂災害 河川の氾濫を引き起こす

ケースが相次いでいます. 伊豆諸島や鳥取.島根.鹿児島の各県でも発生 

梅雨末期にあたる今の時期は 特に注意が必要ですね

 記録的大雨が.毎年の様に各地で発生する(豪雨災害)豪雨増加の原因として

指摘されるのが地球温暖化. 近年の災害に影響を齎し.気温上昇に

歯止めをかけ温室効果ガス.2030年度の削減目標の達成に向け官民一体と

なり着実に取組む事が必要ですね 


    『大海の 磯もとどろに よする波 割れて砕けて

                裂けて散るかも』(源実朝) 『金槐和歌集』 

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